３８５、”うたた寝”というワードをポジティブにする
こんにちは、くらもとたいしです。
日本で”うたた寝”というと、仕事をサボっているような少しネガティブな印象があります。しかし本文でも出てくるのですが、海外では”Utatane(うたた寝)”が、昼寝などの仮眠を行うことで仕事の効率を上げるワードとして使われています。
日本の言葉で”Karou(過労)”や”Otaku(オタク)”が英語として定着していますが、この”Utatane”をポジティブなワードとして定着できれば良いと思いませんか？
それでは見ていきましょう！！
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【”うたた寝”というワードをポジティブにする】
あなたの睡眠時間は何時間ですか？一般的に8時間の睡眠が推奨されています。しかし一方で私たちは仕事や家族、ソーシャルコミュニケーションに16時間費やしているとされています。したがって数学的に24時間という時間の中で矛盾が生じてしまっています。つまり私たちは睡眠時間を削ってしまっているのです。
すでに私たちは慢性的な睡眠不足に陥っているのかもしれません。例えば目が充血していたり、最悪の場合徹夜している人も中にはいるかもしれません。
睡眠不足は個人のパフォーマンスに大きな影響を与えます。例えば記憶力や感情コントロールの低下、そして判断力の低下があることがわかっています。また慢性的な睡眠不足はアルツハイマーになるリスクを高めてしまうことになるのです。
では睡眠不足は個人の問題だけでしょうか？実は個人の睡眠不足が、会社などの組織に悪影響をもたらすことが研究の結果からわかっています。とくんあなたがリーダーの場合、その影響は顕著にあらわれます。
睡眠不足による個人のパフォーマンスの低下は、自分の部下に影響を与えるのです。例えば感情コントロールができていなくて部下にネガティブな影響を与えることもあります。また判断力低下により、部下のパフォーマンスを正確に判断できなくなってしまうことです。これらの積み重ねが組織にネガティブな影響を与えてしまっているのです。
寝不足によって引き起こされるネガティブな要因を実験の結果から見ていきましょう。ここに40名の被験者がいます。半分のグループには適切な睡眠時間を１週間続けてもらいます。もう一方のグループにはランダムで不規則な生活を送ってもらうようにします。
１週間後彼らに再度集まってもらい、「リーダーについて必要な役割とは？」よいったテーマで議論をしてもらいました。すると後者は前者に比べて専門家判断で、リストされた数が少なかったり、あまり熟考されていない答えであったり、集中力が欠いている判断されました。
このように睡眠不足は明らかに個人・組織のパフォーマンスを低下させます。それでは解決方法はなんなのでしょうか？
もっとも理想的な方法は8時間睡眠を取ることです。しかし現実的に8時間の睡眠が難しいこともわかっています。そこで小さなことの変化で睡眠の質や量を高めていくことをオススメしています。
まず睡眠前にやらないことを決めます。例えば睡眠7時間前からカフェインを取らない。アルコールの摂取を睡眠3時間前から控える。タバコも睡眠3〜４時間前は控えることを推奨します。
また現代の人が多く使用してしまっているスマートフォンです。これはできればよる9時以降はしようを控えた方がいいとされています。なぜならこれらのスクリーンから発せられるブルーライトがメラトニンを増殖させてしまうからです。もちろんこれが現実的でないという人もいます。彼らには対策としてブルーライトカットができるメガネをつけることをオススメします。
お昼寝などの仮眠も有効です。日本では”うたた寝”と呼ばれる、お昼の仮眠が長くから推奨されています。（※間違った意味として”うたた寝”という意味が浸透しているようです）またスペインでもシエスタと呼ばれるお昼寝が採用されています。
今お昼寝を導入している企業が増えています。テックカンパニーなどの長時間労働が行われている会社では、特にお昼寝の導入が推奨されているようです。お昼寝は最長で20分、最短8分で大きな効果があるとされています。お昼寝をすることで、集中力が高まりミスが減少します。また体力を回復することができるので、眠たいときは仮眠を取る方が効率が良いのです。
このようにまだまだ睡眠に対して、多くの人が誤解を持っています。しかし睡眠を削ってもパフォーマンスが向上しない、むしろ睡眠不足によるパフォーマンスの低下が多くの研究で明らかになっています。
たとえもしリーダーであるあなたが睡眠不足でも、それを部下に強要してはいけません。むしろ積極的に睡眠を推奨していきましょう。あなたは夜の3時に部下にメールを送ってしまっていませんか？
ありがとうございました。
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