391、会社を成長させるためには、製品のバリエーションを拡大することが最善なのか?

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

「100種類のフレイバーの飴が並んでいる棚があるとします。」

「5種類の厳選されたフレイバーの飴が並んいでいる棚があるとします。」

どちらの棚の飴がよく売れるでしょうか?

普通に考えれば前者の方が売れると予想されます。しかし実際は後者の棚の方の飴が売れることがわかっています。人は選択肢が多いからといって、それを選ぶとは限りません。むしろ選択肢をシンプルにしてあげた方が効果を発揮することもあるのです。

これは様々な場面でいうことができます。あなたが何かを提供している時、選択肢を与えすぎてはいませんか?

それでは見ていきましょう!!

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【会社を成長させるためには、製品のバリエーションを拡大することが最善なのか?】

 

2006年を振り返ってみましょう。マクドナルドの成長が止まった年です。彼らはその原因を限定されたメニューの生徒考え、その年から数多くの新作を投入していきました。しかしコストがかさんだだけで成果をあげることはでいませんでした。

そこで2016年、彼らは原点に帰ることを決めました。今までのベーシックな絵ニュート人気メニュー以外を廃止しました。代わりに朝マックを一日中展開することに決めたのです。効果は絶大でした。2017年には6%の成長と株式価格が40%上がったのです。

 

この結果から消費者が求めていたものは、メニューの増幅ではなかったことが証明されました。そもそも消費者の要望として朝マックを1日中販売して欲しいと言う声がありました。しかし会社はそれを無視していたのです。

なぜならメニューの増幅は簡単な設備の投資で完了しますが、朝マックの一日中の展開は大きなシステムの変更が必要だったからです。消費者の声を導入した結果、成果を残すことができたのです。もちろん全ての消費者の声を採用する必要はありません。どこに機会があるのかをしっかりと見極めなければいけないと言うことです。

教訓としては、成長へのもっとも近道は消費者の選択のシンプル化であり、会社側都合であってはいけないと言うことです。ファストフードという競争が激しい業界では、王者のマクドナルドであっても、簡単に沈没してしまいます。

ファストフードは世界でもっとも利用されているレストランであり、そこには価格やスピード、味だけでなく顧客満足度も求められているのです。

 

成長を加速させるためには、アウトサイドインの考え方が必要です。アウトサイドインとは外部のマーケットの要望を自社に取り組んでいくことです。つまり顧客至上主義と言い換えることができます。

アウトサイドインは会社の基盤や規模を広げる時には効果的ですが、それだけだとマーケットから離れてしまう可能性があります。必要なのはトレードオフの考え方です。

いかに短期的、そして長期的に結果を出すかを戦略的に考えていかなければいけません。投資金額がかさむからといって、チャンスにベットできなければ、その会社は衰退を始めていくことでしょう。

ありがとうございました。

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