419、社員の学習意欲をあげたければ、マネージャーは良いコーチでいなくてはいけない
こんにちは、くらもとたいしです。
「部下が新しいことを学ばない」このように頭を抱えているマネージャーも少なくないのでしょうか?しかし実際は社員は何かを学ぶことを嫌がっているわけではありません。なぜなら自分たちが興味や意義があると思ったことに対しては積極的に学んでいくからです。
ではなぜこのようなギャップが生まれるのでしょうか?それは「それをなぜ学ぶのか?」といった目的が忘れられてしまっているからなのです。
それでは見ていきましょう!
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【社員の学習意欲をあげたければ、マネージャーは良いコーチでいなくてはいけない】
様々なメンタリングプログラムでも言われている通り、社員は学びのあるマネージャーとともに働きたいと思っています。彼らは実際マネージャーから直接レクチャーを受けたいと思っているわけではなく、彼らの持っている知識やスキルを高めたいと思っているのです。
なぜなら流動性のある職場の中では、スキルのポートフォリオを大切にすることが重要であると考え、マネージャーは学ぶ機会を与えることが重要であるとされているのです。
私が高校の教師をしていた頃、自分のティーチングスタイルで生徒を優秀に育て上げる方法を常に探していますした。そしてたどり着いたのが、3つのことを考えることです。
一つ目はゴール設定の方法と定義づけ、二つ目は必要なスキルのビルディング方法と確認方法、三つ目は成長の機会を作る方法です。これを現場に落とし込むと、人を巻き込むことのできるポジティブな職場環境を作ることができます。それではもう少し詳しく見ていきましょう。
<ゴール設定の方法と定義づけ>
教師として求められることは、生徒を1年間でどこまで成長させるかを決めることです。私の学校では年末に学習のステップを具体的に決めていっていました。そこで求められるのが、ゴール設定と意義です。
なぜそのゴールを目指すのか?そのゴールを目指すためには何が必要なのか?この答えをしっかりと用意してあげるのが、マネージャーとしての役割です。社員個人でも目標設定は可能ですが、それだけでなくマネージャーのサポートが包括的に必要となってくるのです。
<必要なスキルのビルディング方法と確認方法>
ゴールが決まったら、それを達成させるために必要なことを明確にしていきます。どのようなスキルや知識が必要になってくるのかを考えて準備していくのです。社員は常に自分の能力を伸ばしたいと考えています。そこでマネージャーが考えなくてはいけないことは、社員の成長の方法と組織が求めるスキルをうまく当てはめていくことなのです。
<成長の機会を作る>
誰もがチャンスを掴みたいと思っています。あなたがマネージャーであるのであれば、社員にあなたがマネージャーでよかったと思われるような働きをしなければいけません。
先ほど述べたように、別にあなた自身が社員に全てを教える必要はありません。むしろ必要なのは、彼らのチャンスをしっかりと掴めるように体制を整えておくことなのです。チャンスをつかむことができれば、そのあとは彼らがそれを育てていきます。もちろんフィードバックも重要ですが、それ以前に大切なことはその基礎を固めておいてあげることなのです。
ありがとうございました。
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