441、自分が昇進したければ、自分のポジションを担える部下の育成が必須

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

よく自分の立場が脅かされるからといって、部下に対して適切なトレーニングを行わないマネージャーがいます。彼らは部下が自分のレベルに達することで、自分のポジションが脅かされることを怯えているのです。

しかしこの考え方は間違いです。むしろ積極的に自分の部下を育て上げて自分のタスクを完全に委譲できるまでにしなくてはいけません。そうすることであなたはさらに一歩先のポジションを獲得することができるのですから。

それでは見ていきましょう!!

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【自分が昇進したければ、自分のポジションを担える部下の育成が必須】

 

大学の教授として、PhDの学生に対して心理学や化学を教えています。私の考えでは早い段階から責任のあるタスクを学生に負わせることによって、学習のスピードを早めています。しかしこの方法を行うには問題があります。それはやり方を間違えると、タスクだけを委譲して、何もできない学生を増やしてしまうということです。

多くの企業も同じようなことが起きています。マネージャーの役割として、権限を部下に委譲していくことが重要であるとされています。しかし先ほども述べたとおり、ある一定のレベルに達していない人へのタスク委譲は高い成果を残すことができないということです。

 

何が問題なのでしょうか?一般的にはタスク委譲の重要性が唱えられている一方で、それを引き継ぐスキルの移譲がされていないことです。例えばあなたがあるタスクをマネージャーから引き継いだとします。しかしタスクだけ受け継いで、やり方などはしっかり引き継げなかった場合、同等の成果を残すことができるでしょうか?答えはNOです。

そうタスクや権限を委譲するには、その前段階でしっかりとしたトレーニングが必要なのです。そしてこの部下を育てることがマネージャーとして求められる仕事なのにも関わらず、怠ってしまっている現状が多く起きてしまっているのです。

 

それではマネージャーは何から初めていけばよいのでしょうか?それは第一に誰を教育していくかを決めることです。ここでの教育とは、誰が次の自分の代わりのタスクを行なっていくかを決めることです。その人に対して自分が有しているスキルを、相手が求める期待値に合うようにトレーニングしていくのです。

基本的にはOJTから始めるのが良いでしょう。例えばAというタスクを任せたい場合、初めはそのタスクを同席しながら初めていきます。次の段階として、自分がいない場合でのタスクの実行の仕方をトレーニングしていきます。そして最後に実際マネージャーがいない場面で、その人が自分一人でタスクを行なっていくという段階を踏むのです。

初めからタスクだけを委譲させられると混乱が生じます。そして結果は散々なものとなるでしょう。忘れがちではありますが、もしマネージャーであるあなたが、次の段階にプロモーションしたいのであれば、あなたは今の自分の役割を担うことができる部下を育成することが求められることを忘れてはいけません。

ありがとうございました。

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