452、教育プログラムを実行するときに考えなければいけない3つの常識

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

皆さんは今年いくつの教育プログラムを会社から提供されましたか?大きな会社で働いていればいるほど、多くのトレーニングを受けているのではないでしょうか?

ここで質問です。そのトレーニングのうち今現在の仕事で役に立っていることはなんですか?もっと言うと、覚えているものはなんですか?

一つでも身についているものがあれば上等ですが実際はどこまでそれらのトレーニングが有益になっているのでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【教育プログラムを実行するときに考えなければいけない3つの常識】

 

アメリカでの調査によると、社員の育成のために使われたお金が2017年で900億ドルであることがわかっています。これは前年に比べて32.5%増加しています。このように多くの会社が社員のトレーニングやスキル向上の重要性を理解している考えることができている良い傾向と考えられる一方で、そのお金が結果を伴わないものになってしまっていることも事実あります。

多くの場合トレーニングの目的は社員への新しいスキルの獲得やマインドセットなどの意識の改革のために行われます。私が最近行なったトレーニングでは、ある金融機関で働く社員にたいして、官僚的でなくオーナーシップを持ってビジネスを進めていく能力。例えば上司の指示待ちや意思決定の迅速化などといったものが挙げられます。

 

ここで問題なのはなぜ同じトレーンングなのにも関わらず効果のあるトレーニングと効果のないトレーニングがあるのかということです。トレーニングの失敗として考えられるのは、トレイニー(トレーニングを受ける側)の問題と、トレーニングを行う組織に問題があるかの二つの側面が考えられます。本日は後者の要因の確認とともに、その解決策を見ていきましょう。

 

<トレーニングがオーガナイズされていない>
何かを学ぶために効果的な方法として、そのトレーニングが目的に向かってしっかりとプログラムされていることです。段階的に何が必要なスキルを得ていくことによって、効果的に習得の成果を残していくことができます。

しかし多くのトレーニング単発的で突発的になっていることが現状です。つまり特定のスキルを提供することはできてもそのスキルにストーリーが感じられないのです。つまりいくらスキルを習得してもそれをどう生かすかがトレイニーは理解できないため、トレーニングが無意味なものになってしまうのです。

 

<変革の意識が届いていない>
企業は変化なくして成長はありえません。したがってマネジメント層は社員に対しても成長を求めます。彼らは自分たちの会社を明確に向かっていきたい方向へと意思決定を下しているのです。

しかしその意思決定がボトムラインまで浸透しているのでしょうか?多くの場合ボトムラインまでは浸透せずにうやむやな形で終わってしまうのが現状です。そしてそのためにトレーニングが用意されているのです。

とはいえ多くの企業で陥っていることは、そのトレーニングのコミットメント度が不足していることです。会社の方向性やビジョンをボトムラインまで浸透させることはもっともタフな仕事の一つです。しかし残念ながらそのほとんどがビジョンだけで終了し、コミットメントまで到達していないのです。

 

<トレーニングが問題解決に直結していない>
なぜ人は学ぶのでしょうか?単純に知的好奇心を養うための人もいます。しかし大多数の人がいま直面している問題を解決するためにトレーニングを受ける人です。つまりトレイニーの課題とトレーニングプログラムの内容にギャップがあってはそのトレーニングは意味をなさないということです。

あなたの周りのトレーニング内容を見てみてください。そのトレーニング内容は本当にトレイニーへの需要がありますか?残念ながら多くのトレーニングがマネジメント層の自己満足で作られていることも問題としてあげられます。多額なお金を投資するのであれば、トレーニングをしっかりとマーケティングしていく必要があります。

ありがとうございました。

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