453、自分への健康の投資が、むしろ負荷やストレスの原因となってしまう理由

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

「自分の体に良い投資をしているはずが、結果的には自分に負荷やストレスといったネガティブな負担をかけてしまっている」(本文抜粋)

皆さんは自分の健康に投資をしていますか?おそらく近年の傾向も合間って、何かしらの投資をしている人も多いはずです。しかしそれは自分の意思ですか?それとも何かにコントロールされてはいませんか?

それではみていきましょう!!

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【自分への健康の投資が、むしろ負荷やストレスの原因となってしまう理由】

 

現代の健康への自己研鑽はアメリカで考えると、60年代の瞑想やエッセンシャルオイル、80年代のエアロビクス、90年代の無脂肪食品などのムーブメントを起こしてきました。近年ではスーパーフードやジム、そしてそれをデジタルデバイスやSNSを通して管理する流れにあります。

なぜこのようなムーブメントが続いているのでしょうか?これは年々増加しているのですが、アメリカ人の健康やワークラーフバランスなどへの不安が増加、調査では前年よりもこれらのことに対して心配している人たちが39%増えていることが問題視されているのです。これは現代のストレス社会や監視社会が背景にあると考えられています。

 

そこで多くの人たちが自分の健康は自分で手に入れると考えます。その流れから自分の体に投資することが一般的になっているのです。しかしここに驚くべき調査があります。それは自分の体に良い投資をしているはずが、結果的には自分に負荷やストレスといったネガティブな負担をかけてしまっていると言うことが一部でわかってしまったのです。

例えば私が調査を行った人に、ここ数年朝の20分を瞑想の時間に費やしている女性がいました。彼女の話を聞いていると始めた当初はある程度効き目があり、精神的に落ち着いくといった感覚があるとのことでしたが、今となってはそれが義務になりかえってストレスになっていると言うのです。体に良いことをしているつもりが反対に自分にストレスをかけていると言うのです。

もう一つ例をみていきましょう。今インスタグラムなどのSNSで自分への投資の過程を投稿している人たち(#seifcare)です。彼女たちの目的は始めは自分自身への健康への投資でした。そしてその過程をSNSで配信続けてきたのです。すると次第に目的が変わってきます。SNSを更新するために #selfcare を行うようになるのです。そしてその継続が徐々に要望が高くなりそれ自体にストレスを抱えてしまうと言うことです。

Fitbitというウエアラブルウォッチの装着の結果を追跡した調査がありましたが、その結果は、200名の女性のうち、79%の人が毎日のターゲット達成に向けてが負担となると感じていました。そして59%の人が1日の生活をスマートウォッチにコントロールされている気分なるとも答えていましたし、30%の人はウェアラブルウォッチのことを敵視するようになっていました。このようにヘルスケア商品のデジタル化によって、新たなストレスが生まれてもいるのです。

 

「理想の自分」とはなんなのでしょうか?今このことを問われなければいけません。それはルソウの自分になるためには体に良いからとってストレスを感じると言う矛盾なことをやり続けることなのでしょうか?1日の計画をデジタルデバイスに預けてしまい、コントロールされることなのでしょうか?

この考え方はウェルネスエピデミック(幸福の疫病)と呼ばれています。誰もが理想に近づきたいという願望は持っています。それが行動力の推進力になるのですから。しかしそのために自分を犠牲にしてしまっては本末転倒です。自分への健康の投資は自分でコントロールしなければいけません。何かにコントロールされていてはいけないのです。

ありがとうございました。

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