488、才能あるもの同士が歪み合っている時間はない

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

犬猿の仲という言葉があります。このようにどうしてもあなたと相容れない人がいるのではないでしょうか?しかしこれが桃太郎の犬と猿だったら?彼らはいがみ合っている暇はあるでしょうか?そして鬼に勝つことはできたでしょうか?

お互いにとって必要のない人と特別仲良くする必要はありません。しかし協力が必要な場面でお互い歪み合っていてはいけないのです。お互いの才能を潰していてなんの得があるのでしょう?

それでは見ていきましょう!!

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【才能あるもの同士が歪み合っている時間はない】

 

数ヶ月前からあるクライアント(キャシーと呼ぶことにしましょう)が、グローバルのファイナンスサービスのエグゼクティブを務めるためのサポートを行なっています。彼女は才能豊富で彼女が成功することは誰が見ても明白のように感じていました。

しかし彼女は同時にある問題を抱えていました。それは同等のレベルである同僚(マルタと呼ぶことにしましょう)との関係性が好ましくないことでした。彼女たちは事あるごとに意見を反発しあっていました。端的にキャシーはマルタのことを好んでいませんでした。

とはいえマルタもキャシー同様に才能豊かな人物でした。そして彼女たちのビジネスがうまく進むためにはマルタの力がどうしても必要でした。つまり個人的にはあまり好むことができない人物でしたが、ビジネスパートナーとしては不可欠の人物だったのです。

このようにレベルの違いはあれ、関係性は悪くてもあなたが成功するために必要な人は存在します。ではそのような時あなたはその相手に対してどのような対応をしていかなければいけないでしょうか?

 

<何が問題なのかを考える>
まずなぜあなたは相手のことを好ましく思っていないのかを考えましょう。相手のことを好ましく思っていないにも関わらず、あなたにとって必要であるとわかっているということは、あなたは相手を認めているということです。その中で何があなたの琴線に触れるのでしょうか?まずはそこをしっかりと見定める必要があります。

 

<相手の見解を得るために一生懸命働く>
「なぜ相手は自分とは違うように考えるのだろう?」この質問を自問しましょう。そしてそれが理解できるように一生懸命働きましょう。特にまだ新しくできたチームや、あなたが参加して間もない組織では今までのあなたの考え方が常識ではないことがありえます。なぜなら他の人も他の人の正しいルールで動いてきたからです。

 

<対立するより理解者となる>
共に働く仲間として、対立しているよりも共に理解し合うことが良手になります。もちろんライバルとして切磋琢磨することも大切ですが、マネジメントレベルになると他にも影響が及ぼされるため、共に理解し合うことが大切です。例えばランチにでも誘ってみませんか?相手が何を考えているかをしる機会になるはずです。

 

<たくさん質問する>
話す機会が作れればあとはたくさん質問しましょう。相手もそれを望んでいるかもしれません。理想的なのはオープンエンドクエスチョンです。相手が話しやすいように質問してあげることも、良いコミュニケーションを撮る上で必要なことです。

 

<相手のスタイルを理解する>
相手の話を聞いているうちに、自分とは違うところが見えてくるはずです。特に仕事の進め方で明らかな違いが見えてくるはずなのです。あなたが細部に着目することに得意であるとします。そして相手が大きな絵を描くことが得意とします。これだけで互いの仕事のスタイルが全く噛み合わないことはわかります。どちらが正しいではなく、違いを理解した上であなたがどう対応するかが必要なのです。

 

その後のお話をしましょう。私がキャシーに話を聞いたところ、彼女とマルタの関係性は劇的に向上していったと言います。特にお互い面と向き合い話し合ったことで、自分たちのスタイルをお互いが理解できたことが功を奏したのです。

もちろん彼女たちは友人ではありません。またビジネス上友人になる必要もありません。しかし優れた才能を持つもの同士、彼女たちはいがみ合うのではなく、協力し合うことが組織にとって、そして自分たちにとって有益であることは間違いありません。

ありがとうございました。

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