534、「素晴らしいボスは謙虚な人物である」というれている中で、なぜ現実のリーダーに横暴な人が多いのか?

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

あなたはどちらのリーダーでありたいですか?

「謙虚で部下から慕われるリーダー」

「アグレッシブな情熱を持ちながら部下をひっぱていくリーダー」

前者が今支持されていることは調査からもわかっています。しかし実際にこのようなリーダーは成功を収めているのでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【「素晴らしいボスは謙虚な人物である」というれている中で、なぜ現実のリーダーに横暴な人が多いのか?】

 

ウォール・ストリートの最近の記事に、「素晴らしいボスは謙虚な人物である」とありました。謙虚なリーダーは、チームワークがよく、学習意欲が高く、パフォーマンスが高くなるとその記事では書かれています。確かにHRコンサルティングでも、誠実で、謙虚で、平等かつ信頼が置ける人物はリーダーに向いていると結論づけています。

このように謙虚さを讃えることは素晴らしいことです。しかし現実に目を落としてみましょう。どこに謙虚なCEOがたくさんいるでしょうか?一人強烈なリーダーシップを発揮している人物をみてみましょう。

そうTeslaのイーロン・マスク氏(ここ最近で大きなトラブルは抱えていますが…)です。彼ほど謙虚という言葉が似合わない人はいないかもしれません。しかし彼の成果はシリコンバレーだけでなく世界中で知られています。

 

ここでこんな疑問が出てきます。「なぜリーダーには謙虚さが必要であると言いながら、今日のリーダーは横暴な人が多いのか?」です。確かにみてみると今大きな成功を収めているCEOは横暴な人が多いかもしれません。皆さんも好きなCEOの顔を思い浮かべてみてください。彼らは横暴な性格を持ち合わせていませんか?

この理由は何なのでしょうか?一つは、謙虚さと情熱を同時に発揮することができないという点にあります。確かにこの二つは反対の感情です。もしあなたがリーダーとしての経験を持っているならば理解できるかもしれません。リーダーシップを発揮するためにはアグレッシブな感情が必要になるからです。

ここで大切なのは感情を切り分けることができるということです。IBMの調査では謙虚さと情熱は同時には持てないが、どちらも持つことができると言います。つまり同時に持つことはできなくても、切り替えることができるということです。そして優れたリーダーとは謙虚さを持っている反面、アグレッシブな情熱も持っているということになります。

 

もう一つ理由があります。謙虚という感情はソフトすぎて、戦いという場面において柔い部分があるということです。どういうことでしょうか?答えは簡単で、ビジネスは競争です。これは社内外に関わらず常にどこかで対立が起こっているのです。この場面において常に謙虚でいることは可能でしょうか?答えは不可能です。競争しているリーダーにとって常に謙虚でいるということは競争から逃げているということに繋がってしまうのです。

 

それでは打開策はあるのでしょうか?謙虚が求められているリーダー像がある一方で、競争の中で生きていくためにアグレッシブな情熱が求められている現実において。その答えは実はすでに出ています。謙虚と情熱を使い分けることです。簡単に聞こえるかもしれませんが非常に難しい課題でもあります。なぜならこれらの感情は相反するものであるからです。

そしてこれは意識づけるトレーニング無くして育てることはできません。もちろん生まれながらに使い分けることができる人もいますが。トレーニング方法は実にシンプルです。一つの状況下において2つの「謙虚」と「情熱」の姿勢を考えることです。「この状況ではどちらとして振舞うことが効果的か?」これを考える癖をつけてみてください。訓練を積んでくると自然と頭が働くようになり、ケースに応じてどちらで反応すれば良いかができてくるようになります。

ありがとうございました。

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