551、簡単な目標設定は社員のパフォーマンスを低くする

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

高い目標と昨年維持、どちらが達成が難しそうですか?論理的に考えればもちろん前者です。しかし面白いことにそうならないのが人間の脳なのです。

それでは見ていきましょう!!

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【簡単な目標設定は社員のパフォーマンスを低くする】

 

部下の目標を設定する時、上司であるあなたはどのように設定をしますか?目標が高すぎると部下はその目標自体を無意味に感じてしまいます。また目標が低いと会社は立ち行かなくなってしまいます。

よく目標設定と挙げられるのは期待値の少し高い所に目標を設定方法することです。その妥当性を見ていきましょう。

ここに4つのグループを作ります。一つは昨年と同様の目標設定、次に頑張れば達成できそうな目標設定、かなり頑張れば達成できるかもしれない目標設定、どれだけ頑張っても達成できなそうな目標設定です。この中でどの目標設定が自分たちが自信をもって仕事ができるかを追跡調査を行いました。

予想では昨年と同様の目標設定が最も達成率が高いと予想してきました。なぜなら最も目標設定としては簡単だからです。しかし驚いたことに結果は、頑張れば達成できる目標設定、かなり頑張れば達成できそうな目標設定、昨年と同様の目標設定、どれだけ頑張っても達成できなそうな目標設定の順番になったのです。

 

これは驚きです。全く論理的ではないからです。なぜこのような結果が出たのでしょうか?答えは人の脳の考え方にありました。昨年と同様の目標設定をした人たちの考え方を見ていきましょう。彼らは昨年から数字を落とさないといった、引き算から物事を考えていかなければいけません。

しかし人の脳はマイナスの事を考えるとマイナスがループします。つまり不安要素が積み重なって、ポジティブに物事を考えることができなくなってしまいます。一方で少しチャレンジな目標設定は足し算です。もちろんマイナスの分もありますか、基本的には数字をいかに積み重ねていくかを考えます。

ここでも人の脳はiループします。つまりポジティブなことを考えれば、続々と新しいアイディアを考えようとします。高すぎる目標ははじめからそのマインドを殺してしまいますが、チャレンジングな目標設定が効果的であることを理解いただけたのではないでしょうか?上司の方はこのことを頭の片隅にいれながら目標設定をしていかなければいけません。

ありがとうございました。

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