562、社員が自発的に声を挙げないのは会社のせい!?
こんにちは、くらもとたいしです。
「うちの会社は、社員が自ら声を挙げようとしなくて消極的なんですよね…」と言う声を聞きます。
それは社員の問題でしょうか?そうであれば採用を間違っています。しかしもっと間違っているのは、声を挙げることのできない会社文化・環境にあるかもしれません。
それでは見ていきましょう!!
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【社員が自発的に声を挙げないのは会社のせい!?】
風通しの良い会社とは、年齢やキャリアに関係なく相手の意見を尊重しながらも、自分の意見を挙げ多様性のある意見が会社に存在するのとです。このような環境を理想としながらも実際多くの会社では、社員は自分の見解や意見、アイデアを自発的にはあげようとしません。
これには2つの考え方があります。まず社員に問題がある場合。彼らは仕事に消極的、もしくは性格の部分でシャイなのかもしれません。会社にとって求める人物は様々ですが、一般的に彼らは採用でふるいにかけなければいけません。
次に会社に問題がある場合。実はこのケースがほとんどで会社の雰囲気が社員に新しい声を挙げさせない雰囲気、もしくは壊してしまう雰囲気があるということです。特にトップダウンでこれまで来た会社では、誰かの意見を聞き入れるという文化ができておらず、意見=会社への反対とみなしてしまうのです。
もしかしたらあなたも経験があるかもしれません。新入社員のとき、自分の上司に〇〇を提案したけど、無碍に無理と言われた記憶がです。するとあなたは会社では口を噤むことが懸命であることを知るでしょう。
個人を尊重する西洋文化でさえこのような傾向が見られます。人は元来自分の意見を変えることが苦手です。なぜなら今まで積み上げてきたものがゼロになると勘違いしてしまうからです。
しかし会社がこのようなマインドではいつまでたっても変わりません。現在多くの会社ではフラットな環境作りが進められています。ヒエラルキーが強かった組織から抜け出そうとしているのです。
例えばGoogleでは役職を極端に減らして、皆を同じ立場として考えます。そうすることで自分たちの意見を交換しやすいようにしているのです。CEOと非常に近い会社もあります。大企業でありながらも、CEOが社員とざっくばらんに話す時間を作り、社員は自分たちの意見やアイデアを、CEOはエグゼクティブチームにはない意見や考え方を吸収していくのです。
実は個々人が発言力を持っている組織が良いのか、それともトップダウンで動く組織どちらが良いかは未だ研究の途中です。
実際に東アジアでは社員に声を挙げさせないことで、一人ひとりが個人の役割を全うするような方法で成功しているところもあるからです。
ただ個人の観点では制圧より開放してあげるほうが良いことはわかっています。あなたはどのように風通しの良い会社を作りますか?
ありがとうございました。
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