589、エコノミックリサイクルの考え方

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

リサイクルの重要性は言わずもがなだとは思います。しかし私たちがそのことを常に意識できているかというと、必ずしもそうであるということはできないと思います。

それではこのリサイクルの意識を習慣化するためにはどうすればよいのでしょうか?明快な解答はないのかもしれません。しかしなぜこの意識が起こっているのか理解することが、意識を高めるヒントになるのかもしれません。

それでは見ていきましょう。

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【エコノミックリサイクルの考え方】

 

私たちはリサイクルの重要性を理解しており、一日は分別などの意識を強く持っていても次の日にはリサイクルのことは頭から離れているということは大いにおこりえます。

なぜでしょうか?それは我々の決定を揺るがすバイアスが潜んでいるからです。

 

まず初めのバイアスは、我々は形がゆがんでいないモノをリサイクルしようとする傾向にあることです。(これを歪んだバイアスと呼びます)

次に例えばStarbucksの名前が書かれた紙カップはリサイクルする傾向が強い等、個人が認識されたモノにリサイクルをする傾向にあります。(これをアイデンティティバイアスと呼ぶ)そして何をリサイクルするかではなく、どれだけリサイクルするかが我々の関心ごとになってしまっているということです。

つまり自分のリサイクルの意識がどれだけ貢献できるかがリサイクルをするうえで重要になっているということができます。

 

まず歪んだバイアスの事例から見ていくと、まだ手がつけられていないような紙はリサイクルされる可能性が高く、反対に使用済みとみられる紙はごみと認識される可能性が高いことが分かりました。

彼らの考えははさみが正しくつかわれているかが判断ポイントであった。はさみを使ってきれいに切ることのできる紙はリサイクルに、そしてはさみを使ってもきれいに切れない紙はごみと判断されるようです。

またアルミ缶の場合も、形がきれいなものはリサイクルに回され、形がつぶれているモノに関してはごみと判断されている。したがってよりリサイクルされる可能性を高めるためには、普段このように判断している我々の判断を変えることがリサイクルの可能性を高める秘訣であり、変化を可能にすることでもあります。

 

次にアイデンティティバイアスを説明するには、コーヒーショップでコーヒーを注文した時を想定してください。あるグループには客の名前を正しく書かれたコーヒーカップを提供されるグループ。そしてもう一方にグループには間違ったスペルでコーヒーカップを提供されるグループです。

結果正しく名前を書かれたグループはそうでないグループと比較して、リサイクルをする可能性が高いことが分かりました。人は自然と自分と関連づけられたものに関しては愛着がわき、リサイクルを行うことが判明しました。

またCoca Colaの”Share Coke”のキャンペーンを思い出してほしい。これはボトルに自分の名前が書かれてあるペットボトルであるが、これも自分の名前が書かれたボトルはそうでないボトルに対してリサイクルされる可能性が高いことが分かったのです。

結果自分のためのものであるか、それともその他大勢のために作られた商品なのかによってリサイクルされる可能性がかわってくるのです。ポジティブな感情はネガティブな感情(ポイ捨てや無駄遣いなどの罪の意識)を凌駕します。

ありがとうございました。

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