592、6時間労働によって生産性はどのように変化するのか?

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

昨日何時間働きましたか?

10時間?よく頑張ったね!!

8時間?ワークライフバランスを大切にしているんだね。

6時間?サボったの?

この考え方は近い将来逆転します。長時間労働が賞賛されていた時代の終わりはすぐそこにまできています。これからはいかに短い時間で成果を出すかが求められます。そして残った時間を他のところに投入します。それを活かしてまた仕事に還元する。このようなマルチジョブができる人材がこれからは重宝されるでしょう。

「まだ一つの会社で消耗しているの?」イケダハヤトさんの言葉を引用させていただきました。

それでは見ていきましょう!!

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【6時間労働によって生産性はどのように変化するのか?】

 

8時間労働の期限は19世紀の社会主義時代から始まっています。それまでは労働時間に制限はなく、時間の制限どころか、6歳の男の子が鉱山で働いていたという年齢の制限もなかったのです。そのような事実からアメリカの労働組合は週に8時間の労働を求め、1938年から労働の基準が設定されました。

それから時代が流れ、インターネットが発達しました。それにより私たちの生活や仕事、遊びの方法が大きく変化しました。仕事にフォーカスを当てるとシステマティックなタスクは人間からの手を離れ始め、批判的思考や問題解決、クリエイティビティが求められるようになりました。

 

ある心理学者は「仕事が複雑でクリエイティブなものになればなるほど、仕事に集中する時間は短くなる」といいます。とはいえまだ時代の主流派8時間労働です。むしろ8時間労働は建前でそれ以上の労働を強いている会社は少なくありません。人の多くは以前からの習慣を受け継ぐことに疑問を持たないようにできているのです。

しかし習慣を変えようとする動きが出てきています。もちろん今までの生産性を落とさずに、6時間労働にするという動きです。それを可能にするのは1975年アメリカの心理学者チクセント・ミハイ氏が提唱する”フロー”という状態を作り出すことです。マッキンゼーの調査ではフローの状態を作り出すことができているエグゼクティブたちは、通常の500倍の生産性を作り出すことができていることがわかっています。

 

残念ながら多くの人はフローを作り出すスタートラインにすら立てていません。Adobeの調査によると6時間の時間をEmail関連に関連した仕事に時間を費やしています。また1日に74回メールをチェックし、2617回スマートフォンを手に取っています。このようにフローは集中する状態を意味するのに対して、注意をそらされている状態にいることがわかるかと思います。またこれらに加えて長すぎるミーティングや無意味な誰かからの中断、電話ですむはずが長い移動をしての面会などが頻繁に起こっています。

そこで意図的に集中させる時間を設定します。それは6時間労働に切り替えるということです。ここでのミッションは一つ、短い時間の中で今まで以上に生産性をあげることです。するとこの実験を行った人たちは考えます。「どのようにしたら短い時間で成果をあげることができるのだろうか?」と。すると彼らは自然と優先順位をつけ始めます。なにが自分に取って重要で、何をしなくては良いことを分け始めるのです。

彼らが行ったことの一部分を見ていきましょう。これらは他の多くの人も大きく参考になるはずです。

 

優先順位をつける:価値の高いタスクにに集中します。自分の強みを活かし、チームとしてのゴールを意識します。

 

カットする:今まで行ってきた1時間の会議を30分にする。メールのチェックを時間を設定する。不必要な移動は無くし、メールや電話で対応することで、今までにかけていた時間を減らしていきます。

 

自動化させる:これは個人ではむずかもしれませんが、これから自動化できるところはロボットやAIが自動化してくれるでしょう。その時間を課題解決やクリエイティブの時間に使います。

 

外注化する:簡単にオートメーション化できないこともあります。その場合は外注します。判断基準は簡単です。自分の1時間の労働時間をお金に換算し、同等以下で外注できるものは任せてしまうのです。

 

テストする:試みが全て成功するわけではありません。しかしその試みを試さないと成功体験もありません。つまりテストを行うことでトライ&エラーで成功体験を積み上げていくのです。

 

まら6時間労働が主流になっていませんが、今後より時短労働が広まっていくことが期待されています。現に週休3日制の企業も出始めています。その時必ず議論の対象に上がるのが生産性の担保です。そのためにはフローの状態を生み出すトレーニングをしなければいけません。しかしその前に集中できる環境づくりをしていくことが大切です。

ありがとうございました。

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