596、「アハ」体験を生み出す4つのステップ

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

「アハ!」体験という言葉は良く広まった言葉であると思っています。日本で言うと脳科学者の茂木健一氏がさまざまなメディアを通して「アハ!」体験の重要性を説いていた記憶があります。

ところでこの体験を起こすことで何が得られるのでしょうか?脳にいいことは分かっていますが、実際頭の中で何が起こっているのか知らない人も多いのではないかと思います。本日は何が起きているのか?そしてその起こし方についてです。

それでは見ていきましょう!!

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【「アハ」体験を生み出す4つのステップ】

 

ある企業に勤めている女性は、彼女の努力とは裏腹に成果を出すことができない状態でした。そのような時、彼女はどのようにすればよいのでしょうか?また何が可能所にとってベストなのでしょうか?

あなたは彼女にブレインストーミングを提案し、ステップバイステップで課題をこなしていくことを推奨するかもしれません。しかし多くの調査から考えると、何もしない、という選択肢が大切なのかもしれないということです。確かに多くの人が経験がある通り、一生懸命働いている時よりも、シャワーを浴びている時やウォーキングをしている時に最適な選択肢が生まれたことがある人も少なくないと思います。

これは「アハ!」体験が休息中におこり思いがけないソリューションを生みだしているとされています。「アハ!」体験は一見非常に複雑そうな問いに対して明快な解いを導いてくれるときがあります。

そしてこの「アハ!」体験はある特定のコンディションの状態でおこりえます。我々の調査の結果、4つのステップがこの体験を起こす引き金であることがわかりました。

 

<静かな場所を確保する>
あなたがどの立場にいるかはわかりませんが、おそらくスケジュール帳にはびっしりとミーティングや予定が入っていることでしょう。つまりそれは常にたくさんの人に囲まれ、静かで落ち着く時間がないということです。

しかし静かさは脳にとって非常に重要な要素になっていることは確実です。そして究極の静かである瞑想は非常に効果が高いことが分かっています。「アハ!」体験を起こすためには、理想は瞑想をとりいれる。時間的に難しい場合は会議と会議の間に静かな空間に入ったり、散歩して頭を休めることが重要です。

 

<余白をつくる>
一度静かなスポットを見つけたら、周りは一切無視し、自分の内側に集中しましょう。脳科学者によると、脳の視覚野にα波が起こっていることが理想とされ、それにより「アハ!」体験が起こりやすい状況であるということができます。

ある実験によると、2つのグループの内、通しで作業を行ってもらうグループと途中で12分の休憩を瞑想に充てたグループとでは、前者は変わらず、後者の作業効率が40%上がったとの結果が見られたのです。

過度なスケジュールを詰め込むのではなく、少しゆとりを持たせ脳を頭を休ませることが「アハ!」体験を起こす条件となっています

 

<ポジティブなアプローチを意識する>
大きな決断をくださいないといけない時、不安に感じない人はいないでしょう。そして脳の中ではその不安がノイズとして妨害をしてきます。

一方で問題が解決されたりするときの脳の状況はポジティブであるときが多いことが分かっています。つまり不安に感じている時より、ポジティブな感情を抱いているほうが幅広く状況を確認することができる状態です。

何か大きなことを抱え込んで着るときはひきこもっていても答えは出ません。勇気を持って出かけたり、たくさんの人と話し、脳をポジティブな状態に持って行った時、「アハ!」体験が生まれるかもしれません。

 

<集中しすぎない>
集中のしすぎは脳にとって負担になることもあります。例えば4つのアパートを見てもらいその中から最も良いアパートを見つけてもらうゲームをしたとします。

あるグループは直感で、もう一方のグループは少しの情報と時間を与えます。すると結果的に直感で選んだグループのほうが良いアパートを選択する可能性は高いものになりました。一見判断が難しそうな問いに対しては熟考しすぎるとかえって正確な判断が難しくなるということができます。

ありがとうございました。

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