630、あなたの賢さは話している内容より、声から判断されているかもしれない
こんにちは、くらもとたいしです。
この論文によると声や話し方はその内容よりも影響を与えることを示しています。つまり声やその人を印象付けると言っても過言ではありません。
一方で私のイメージとしては頭がよい人ほど話し方が雑な気がします。それはおそらく頭の回転が速い分、その考えに口を合わせてしまっているからでしょう。賢い人が話し方を勉強すると、より相手からの評価を得ることができるのでは?
それでは見ていきましょう。
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【あなたの賢さは話している内容より、声から判断されているかもしれない】
あなたが上司に質の高い提案のしようとしている時、あなたの味方をしてくれるのは自分の声かもしれません。もちろん提案の書き方やアイデアが重要であることには違いありません。しかしそれをより格上げしてくれる、あなたを賢く見せてくれるのが声なのです。
言葉は高度に発達したコミュニケーション手段です。このコミュニケーションでは相手が何を考えているかが分かるだけではなく、考える力も推し量ることができるからです。
私たちが成功しているかどうかを決めるのは他人です。もし上司にあなたの有能性を認めてもらえなければ、あなたがいくら有能であろうとそれを享受することはできません。
私たちは18人のMBAの学生を対象に就職活動での彼らの話し方やピッチを観察しました。彼らが面接しているところをビデオ撮影し、162人に評価者に見てもらいました。そして彼らは話し方によって学生がどれほど思慮深く、知性があり、ポジティブな印象を与えているかが決められていることが分かりました。
また評価者には面接風景をビデオ・オーディオ・原稿で見てもらいました。すると原稿に対する、知性・印象・雇用したい気持ちは他の二つに比べると低く、一方でビデオとオーディオではその考え方にほとんど差は生まれませんでした。
この結果は私たちを大きく驚かせました。なぜならオーディオと原稿での印象はこの実験の前はほとんど変わらないと考えられていたからです。しかも学生の多くは話すより書いたほうが印象は良いとさえ思っていたからです。
したがって声で人の印象は大きく左右されることが証明されました。するとやはり我々は話し方やピッチに対し、もっと気をつけなければいけないことが分かります。
他の調査、マイクロソフトやゴールドマンサックスのリクルーターから情報を集めると、やはり原稿での査定と音声の査定では音声のほうがよりその人の知性や人柄が見えてくると言います。
ありがとうございました。
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