652、ギグエコノミー時代の労働者は何をモチベーションにしているのか?
こんにちは、くらもとたいしです。
日本では正規雇用が正義、非正規雇用は悪という風潮があり、かつ多くの日本企業が副業を禁じています。つまり収入は同じ会社で一生もらい続けるという形が日本でいう普通になっています。しかし本当にそれが正義でしょうか?
先日トヨタの社長が、終身雇用制度はもう限界であると述べました。あの世界のトヨタがです。この発言は今までの日本型の雇用の闇に大きな一石を投じることとなったのです。
それでは見ていきましょう!!
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【ギグエコノミー時代の労働者は何をモチベーションにしているのか?】
ギグエコノミーの労働力が成長しています。
ギグエコノミーとはIT用語でインターネット上で請け負う単発の仕事という意味です。最新の調査ではアメリカの成人の収入の8%がこれにおきかわっているのです。
このギグエコノミーの労働者は単に職を失った人からフリーランスとしてバリバリ稼ぐ人とかなり範囲が広いとされています。彼らは自分たちのスキルで自由な時間に快適に仕事をしているということがモチベーションとなっているのです。
UberやLyftを見ていきましょう。ここの社員はほかの会社とは異なり少し変わった働き方をしているのが特徴です。ここではフルタイムからパートタイム、そして趣味として働く人が多く存在しているのです。
Uberを例にとると、Uberは現在約600,000人の人が働いています。そしてその構成比に特徴があるのです。まず週に1時間~15時間しか働いていない人が51%も存在しています。そして16時間~34時間が31%、一方で35時間~49時間が12%、50時間以上の人はなんと7%しか存在していないのです。
もっともLyftに関しては78%が1時間~15時間の労働者でした。その中で86%はほかでフルタイムで働いているか、フルタイムの仕事を探している人でした。つまりここだけの収入をたよりにしているというわけではなかったのです。
ここではフルタイムで働くのが少数派で、パートタイムが多数派なのです。ギグエコノミーの特徴として同じところでずっと働き続け責任を増していくというわけではなく、自由に稼ぐ、もしくは稼ぐこととは違う社会的な目的で動いているのです。
しかし企業としては、彼らは働きだしても一年以内にやめてしまうリスクをかかえているのです。つまり企業はこのような人たちのモチベーションを保つべくアクションを行っていかなければいけないのです。
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