670、患者と医者とで死について話し合ってみる

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

みなさんは「癌」という病気をどのように考えていますか?もちろん癌にかかることは誰しも嫌ですし、怖いことであると思っていると思います。

しかし一方では交通事故で無くなるといったような突然この世から亡くなってしまうものではなく、自分が死ぬまでにいろいろ身支度ができる病気であるともいわれています。

おそらく多くに人は自分が死ぬことについて誰かに語ったりした経験がある人は多くないでしょうが、最期を満足した形で迎えるために一度しっかりと死に向き合うことが大切なことだと今回のトピックで考えさせられました。

それでは見ていきましょう!!

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【患者と医者とで死について話し合ってみる】

 

自分の心に聞いてみてください。あなたは人生最期の時、何が最も大切ですか?この問いが難しい問いであることはわかっています。しかしこの話から避けていると、私たちは最期の時を言いたいことが何も言えなかったまま病室で迎えるかもしれません。死生観について事前に話しておくことの大切さを考えていきましょう。

 

多くの人は死ぬ直前は家族や友人など愛する人に囲まれて快適に死んでいきたいと思っているでしょう。しかしあなたがカウンセラーや看護師などに尋ねてみたところ、どうやらそうではないようです。

多くの人は高度に発達したテクノロジーに囲まれてなくなっているとのことです。なぜ意思とは違ったことが起こるのでしょうか?おそらくそれはなくなる前にどのような最期を迎えたいかを話し合ってこなかったからではないでしょうか?

 

したがって私たちはこのようなギャップを小さくしていくためにも、最期をどのように迎えるかを生きている間に話し合っていく環境を整えていくことが重要であると考えています。「最期はどのような形で迎え、誰と過ごしたいですか?」「もし時間が与えられるならば何をしておきたいですか?」などの話し合いを重視しています。

私たちはこのような取り組みをSAGE(Speaking About Goal and Expectation)と名付けより組んでいます。まず第一段階として151人の医療を受けている人に対して、80人がこの受け入れに賛同してくれました。その被験者たちには死ぬ間際に対してのゴールと期待について話し合うことを実践してもらいました。

 

もちろん終末期の患者を対象に調査していたこともあり、これにより病気が治ったというたぐいの成果は出ていませんが、これを話し合ったことで、自分が持っていた不安などを取り除くことができ、ストレスなどの値がほかの患者に比べて低くなることがわかりました。

一人例を挙げてみると、81歳の終末期を迎えた女性がいました。彼女はSAGEに取り組んだことで娘と自分がどのように死んでいくかを話し合うことができ、結果彼女が亡くなるまで、穏やかに家族と過ごしおいしい食事をとりながら過ごすことができました。

ありがとうございました。

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