６７５、もしあなたが優れたリーダーに憧れているのなら、今その時に集中しよう
こんにちは、くらもとたいしです。
めちゃくちゃ忙しい上司で、あなたが相談すると途中でソリューションを提供してくれる存在。
一方でいつでもあなたの相談を聞いてくれ、話してる間にあなた自身がソリューションを発見させてくれる存在。あなたはどっちの上司を慕いますか？
それでは見ていきましょう！！
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【もしあなたが優れたリーダーに憧れているのなら、今その時に集中しよう】
数年前私は製薬会社のリーダー育成プログラムを任されていました。そこであるマネージャーに出会います。なぜか彼は部下からあまり尊敬されず、リーダーシップをとることができていませんでした。色々な方法を試しながら向き合ってきましたし、その中でも彼は自分が部下と向き合った時間をトラッキングし分析までしていたのです。
彼は変わりたくても成果が思うようにでていなかったのです。残念ながら彼は部下からのフィードバックはいつもひどいものでした。彼は「なんでここまで時間をかけているのにわかってくれないんだ！」と嘆いていたのです。
変化が起きたのは、彼が毎日10分のマインドフルネスを取り入れ始めたときからです。数カ月あ、彼は今までになく良い評価を部下からうけ、刺激を与えてくれる上司として評判も立ちました。これに最も驚いたのは、言うまでもなく彼本人でした。
しかも続けていた部下との時間とのトラッキングは21%少なくなっていたのにも関わらずです。何が変わったか？それは、「確かにそこに存在した」ことです。それまでの彼は忙しく部下との時間はとっているものの、他のことを同時に考えながら向き合っていました。
彼は部下の話を半分に、自分の内なる声では、部下の言っていることを真剣には聞けていなかったのです。自分自身にそのつもりはなかっても、部下からはそれを感じとられていました。よってあまり良いリーダーとしての評価が得られなかったのです。
大切なことは相手にソリューションを提供することではありません。上司と部下とで大切なことは、お互いの関係性が強くて築かれていることなのです。それではその今に集中するとはどのような意味なのでしょうか？実際活躍しているリーダーたちはどのように今に集中しているのでしょうか？詳しく見ていきましょう。
＜今そこに存在する＞
マッキンゼーのグローバルマネジメントリーダーは毎日重要な会議に追われていました。すべてで重要な意思決定を行わなければいけなかったのです。しかしそんな中でも彼は今の会議は今の会議に集中することを忘れませんでした。
多くの場合、次の会議が控えていると途中から意識が次の会議に向いてしまいます。次の会議の資料を見出したらあなたはもう全く今に集中できていません。そのように陥りやすい状況でこそ今に集中するのです。あなたがその会議に集中していないとわかればその会議自体はモチベーションがなくなってしまいます。
彼はこれを非常に意識しながら行っていました。今に集中しない会議に価値はないと知っていたのです。
＜意識的に存在する＞
食料品大手のCEOは肉体的にも精神的にも社員とつながっていることの重要性を理解していました。彼は毎朝出勤してくる社員に挨拶をし、今の彼らの状況を話しながら理解してきました。これをその会社ではタッチポイントといいます。
彼は彼ら社員の名前まで覚えようとし、特別な働きをしてくれた社員には、直筆でメッセージを送ったりもしていました。非効率に思えるでしょう？
このCEOの非効率、社員の今の姿にフォーカスする動きが会社の生産性を高めたのです。
＜答えるのではなく、聞く＞
IT業界大手のバイスプレジデントも一日に多くからの相談を受けます。その中の多くは速攻答えを出すことのできるものもあります。しかし彼は聞きます。とことん聞いて部下に答えを出させるのです。
即座にソリューションを提供することは素晴らしいことかもしれませんか、部下に時間をかけてでもソリューションを出させる。この事のほうがよっぽどリーダーとして尊敬されるのです。
＜自分自身と対話する＞
大手玩具メーカーのHRオフィサーはとても大切なことはミーティングやプレゼンをする際、決めていることがあります。それは5,分間自分に集中するのです。
彼いわく私達はストレスなどの外圧で自分の平静を保てなくなり、その分現在に集中できなくなります。自分に集中する時間を作ることで、その人は落ち着きと集中力が増します。この集中はあなたに勇気と冷静を与えてくれることができます。
このように自分に向き合いパワーを貯めることで、今に集中しないリーダーシップを発揮することができるようになるのです。
ありがとうございました。
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