703、過度な権限移譲は、チームを見放し、モチベーションが下がる結果となる
こんにちは、くらもとたいしです。
「何でも良いよ、勝手に何でもやって!」プロジェクトを走らせている上で、このような言葉を聞く数は少なくないかもしれません。
はじめは大きな裁量を持つことができた、と感じるかもしれませんが、途中で自分たちは何をすればよいのか?見失う可能性が高まります。
権限移譲と言う名の放置をしていませんか?
それでは見ていきましょう!!
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【過度な権限移譲は、チームを見放し、モチベーションが下がる結果となる】
リーダーはすべての社員において、正しいタイミング・プロジェクトに権限移譲することが求められていることを知っています。そしてあなたは自分でもリーダーとして十分権限移譲していると思っています。
しかしもしあなたが社員とのミスコミニケーションを起こしていると感じたり、プロジェクトのプライオリティにズレがあったり、その他の問題を聞いているとするならば、もしかするとそれはむしろ権限移譲をしすぎていて、社員が放置されていると感じたり、モチベーションが低下してしまう原因となっているかもしれません。
したがって権限移譲にはバランス感覚かま必要です。しかしバランスを取ることはできるのでしょうか?ここから3つのステップを見ていきましょう。
<シンボルとなるプロジェクトから着手する>
明らかに規模の小さいようなプロジェクトから着手する必要はありません。自分の中で優先順位が高く、かつ自分の力で動かせるプロジェクトから選びましょう。そのプロジェクトから徹底的にヒアリングしどのポイントで問題が発生しているのかに関与していくのです。
それを複数のプロジェクトで回していくことで、チーム自体が変わってきますし、かつ自分の経験が高まるためうまいバランスで権限移譲ができるようになってくるでしょう。まずは着手しやすく、かつシンボルとなるプロジェクトを見つけるのです。
<チームをリセットする>
実際に人員をリセットする訳ではありませんが、今チームとして掲げているモノをリセットし、はじめから設定し直す必要があります。そのプロジェクトの目的やKPI、チームへの期待値などを積み直していくのです。
リセットすることでら自分がどれだけそのプロジェクトに対して権限移譲をしすぎていかがわかるかもしれません。状況を把握するのではなく、状況を設定し直すことが早道になることがあります。
<ビジョンについてもう一度コミュニケーションをとる>
権限移譲のもっとも過度なものとして、ビジョンそのものまでリーダーが手放しているケースが見受けられます。もちろんそこに自覚あるわけではなく、むしろ多くのリーダーはこの状況に陥っている可能性があるのとを忘れてはいけません。
そしてこのような状態が起こっているのであれば、リーダーとチームが乖離するのは当然です。これを解消するためには、チームとのコミュニケーションしかありません。そしてそのコミュニケーションの中で繰り返しビジョンを語っていくしかないのです。
アプローチの方法は様々です。面と向かってでも、メールでのコミュニケーション、全体会議等様々なケースでビジョンのコミュニケーションが必要となります。そして過度な権限移譲で乖離してしまった社員との溝を埋めて、共有して行かなくてはいけません。
ありがとうございました。
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