710、今知られているナレッジジョブはほとんどすべてがオートメーション化する
こんにちは、くらもとたいしです。
『新・魔法のコンパス』の著者はお笑い芸人キングコングの西野亮廣さんです。彼はお笑い芸人の枠組みにとらわれずに絵本作家や会社役員、町を作るなど多岐にわたり才能を発揮されています。そしてそのどれもが今まで誰もが行ってこなかったものに着手しています。
今昭和時代から続いてきた従来の働き方は終わりを迎え始めており、その流れは止まらないでしょう。AIが進化してきている中、人である私たちはどんな働きをしていかなければいけないのでしょうか?その指南書を紹介します。
それでは見ていきましょう!!
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【今知られているナレッジジョブはほとんどすべてがオートメーション化する】
スマートマシンによって仕事がとってかわられるモノとはどんな仕事なのでしょうか?そもそも私はこの手の質問をあまり好みません。なぜなら答えが相手が求めるようなシンプルなものではないからです。
これからは自分のになっている仕事の一部はオートメーション化していくでしょう。が、すべてがオートメーション化できるわけではないのです。したがってこの仕事はやめておいて、○○をめざざしたほうがいいとは言えないのです。
とはいえ、ナレッジワーク、つまり現在ホワイトワーカーがになっている仕事の多くはオートメーション化されることは間違いないでしょう。
なぜなら決められたデータから従来のフォーマットを使って戦略を考えていたので、簡単にオートメーション化できてしまうのです。これの典型的な例の記事が、ウォールストリートジャーナルで掲載されました。それはファイナンス会社がAIに仕事を奪われたという記事でした。
このような記事は今後珍しいものではなくなってくるでしょう。ファイナンス会社はもちろん個々の取引先の差はありますが、一般的に決まったフォーマットに落とし込む必要があります。
つまり決まったデータの中で決まったフォームで行わなければいけないのです。するとそのパターンをAIが覚えてしまうと、今まで人が行っていた仕事がAIに人件費をかけることなく出るようになるのです。
昨年の秋に、ピータードラッカーのフォーラムに参加してきました。そこでそのフォーラムに参加した知識人が時間をかけてこれからの世界経済を考えていました。そのときに出てきた、「起業化社会(Enterpreneurial Society)」に多くの関心があつまりました。
もちろんこれはすべての人が起業することを喚起するものではありません。会社に属していながらも起業家精神をもって仕事に取り組むということです。起業家の特徴としてリスクテイクやクリエイティビティー、ほかの人が考えないこと、しないことを行動に移す精神を持っています。
AIに台頭される可能性があるからこそ、オリジナリティーを持つことを推奨する社会というわけです。
ドラッカーは30年以上前からこのスタイルを警鐘してきましたが、今やっと我々のこのスタイルに変わっていかなければいけません。これからAIが職場に進出してくることは間違いありません。
しかし人間にしかできないことはまだまだ存在しています。オートメーションではなくオーグメンテイション(増強)を目指して私たちは進んでいかなくてはいけません。
ありがとうございました。
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