711、調査:ストレスのかかるタスクの前に行うルーティンワークはパフォーマンスに影響を与えるのか?

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

ラグビー選手の五郎丸氏や野球選手のイチロー氏がある行動を行う前にルーティーンとして行動を起こされていることは多くの人が知っているのではないでしょうか?

しかしあれって本当に意味あるの?って感じている人も少なくはないのかもしれません。ルーティーンは本当に必要なのでしょうか?

それでは見ていきましょう!!

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【調査:ストレスのかかるタスクの前に行うルーティンワークはパフォーマンスに影響を与えるのか?】

 

ビッグ・パピとして知られる、ボストンレッドソックスで活躍していたデビッド・オルティズが2016年をもって引退しました。彼は540本ものホームランを記録に華々しい活躍をされてきました。

彼のルーティンは、バッターボックスに入ると、足にバットを傾け、右手に唾を吐き握ります。これを彼らアスリートの中でパフォーマンス前の儀式として行っていました。

研究の結果45%ものアスリートがこのような儀式を行っていることが分かりました。しかしこのような儀式が本当にパフォーマンス向上に役立っているのでしょうか?

 

私たちはこの疑問、パフォーマンス前の儀式が、不安を取り除くことでパフォーマンスの向上につながるのかを調べてみました。

かなりの量をアスリートに限らず、数学者や交渉の前の人など様々なジャンルの人を調査しました。結果驚くほど効果的であることが証明されたのです。

 

テストの方法として、Don’t stop belivingという歌を歌ってもらいました。85人を対象にした調査で、半数には不安を紛らかす行動、例えば今の自分の気持ちを絵にかいたり、5秒数えたり、紙をくしゃくしゃに丸めたりです。

その結果面前で歌を歌うというパフォーマンスに対して、何らかの行動を行った人のほうが、そうでない人よりも心拍数や不安に感じる感覚が低いことが分かりました。

 

何らかの行動がパフォーマンスを向上させることはわかりました。ではそれが何らかの行動ではなく、その人独自の儀式であったならばどうでしょうか?そこで参加者を3つのグループに分けてみました。

一つは数学のテストを普通にときます。もう一つは数学のテストを始める前に難かしらの行動を行ってもらいます。そして最後は決まった儀式をおこなってから数学のテストを始めてもらいます。

この数学のテストは難しく作られているので簡単に説くことはできません。参加者の状況を確認すると、初めのグループは落ち着きを無くし不安を表しています。そして次のグループは何もしなかったよりはましですが不安が表面にあらわれています。そして最後の儀式を行ったグループには不安の表情が浮かびにくくなっていたのです。

 

つまり困難な状況に置かれても、自分の儀式をこなすことで、不安などを取り除き本来の自分のパフォーマンスを出すことができるということができました。儀式は単なるパフォーマンスではなく、そのあとの行動の効果を高めるために必要なものだったのです。

ありがとうございました。

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