743、難しい議論になればなるほど、人の話を聞かなければいけない

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

良い営業の特徴はおしゃべりな人ではなく、聞き上手の人と言われています。良いカウンセラーの特徴も、解決策を多く持っている人ではなく、しっかりと話を聞くことができる人と言われています。私たちは意識をしなければ自分が一方的に話してしまう状況を作り出してしまっています。

しかし本当に大事なことは話すよりも聞くこと。だから私たちは口が一つに対して、耳が二つ付いているのですね。

それでは見ていきましょう!!

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【難しい議論になればなるほど、人の話を聞かなければいけない】

 

ジャードが新製品のマーケットアプローチのためミーティングを行ったとき、全然うまく議論がかみ合いませんでした。フランシスがジャードが考えていたプレゼンテーションの途中でさえぎって質問を入れてきたからです。

その議論は横道にそれてしまってお互いかみ合わないまま会議が終了してしまいました。もちろんジャードは疲弊しきっており、フランシスはいくつものタスクを抱えているため、イライラしていました。

 

みなさんもこのような状況を体験したことがある人も少なくないのではないでしょうか?緊張の糸が切られたり、自分が用意していたアジェンダとは全く違う方向に進んで行ったりです。ジャードとフランシスのような状況になってしまった場合、お互いは初めて会った時より、関係の構築は難しくなるでしょう。

私たちの調査では、このようなコミュニケーションの不都合を起こさないための3つのアプローチを導き出したものになります。

 

<本気で今に集中する>
私たちの意識を今、この場に向けることは50%程度であると考えられています。理由としてほかのプロジェクトの考えや絶えず送られてくるEmailなど様々なあなたを妨害してくるツールが整っているからです。いったん集中力が途切れると、再度集中するまでに多くの時間を要するという研究もあります。

すると今ここにいるのにあたかも気持ちはほかのところにいるという感覚に襲われてしまうのです。裏を返すと、今により集中できれば、目の前の人の声をもっと聴くことができたり、オープンになることができるはずです。

したがって自分の気をそらしてしまうモノ、例えば携帯電話などはデスクに置いておきましょう。自分の意識を今に集中させることが、ミーティングでは求められます。

 

<もっと話を聞く>
耳は二つあり、口は一つだけです。つまり人体の構成上、人の話は自分が話すより2倍多く聞かなければいけないのです。話の表面上だけをすくって話をさえぎってしまうと、本当に相手がはなしたいことは伝わりません。

しっかり聞くことで相手が何について重きを置いているのかを理解できるでしょう。またしっかり聞くことで相手は自分のことを理解しようとしてくれていると感じ、相手の心を開きやすい状態に変えてくれます。

 

<もっとオープンでいる>
議論には様々なな議論のポイントが入っており、時には反対意見をいわなければいけない場合もあります。その時お互いしっかりと心を開いて受け入れる準備ができていないと、確実に衝突が起こってしまいます。つまりしっかりと議論するためには、信頼関係が築かれていなければいけないのです。

会議を円滑に進めるためには自分の意見だけを投げてしまうのではなく、まずは主催者の意図をくみ取ったうえで、発言しなければ勝手のわからない方向に話は動いてしまい、結局何も生み出すことができないまま会議が終わってしまうことになるのです。

ありがとうございました。

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