772、多くの会社は依然として女性をシニアエグゼクティブに登用できていない
こんにちは、くらもとたいしです。
D女性の社会進出・活躍が世界中で叫ばれ始めて十数年が経過しようとしています。スタートアップやITの分野においては女性の活躍を目にする機会がすこしずつ見え始めてきたのとは反対に、金融やインフラなど古くからある産業ではまだまだ女性がCsuiteの役職に就く采配は少ないようです。
それでは世界はどのように進んでいるのでしょうか?もしくは日本と同様足踏みをしている状況なのでしょうか?
それではみていきましょう!!
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【多くの会社は依然として女性をシニアエグゼクティブに登用できていない】
女性のシニアエグゼクティブの登用は秘密にするまでもなくあまり進んでいません。
これはひとえにその道までのパイプラインがまだ完全に整備できていないからであり、今の女性のキャリアを考慮すると、シニアエグゼクティブには女性があふれかえっているといった状況になっていてもおかしくない状況まで来ているのです。
2004年から36の国々、5000人を超える、女性のシニアエグゼクティブへの登用について調査を行ってきました。結果ほとんどの企業がパイプラインを整備できていない状況であり、2017年の結果も含まれていますが、それは13年前のからの結果とほとんどかわっていませんでした。
オーストラリア・ カナダ・ドイツ・ギリシャ・日本・メキシコ・フィリピン・南アメリカ・トルコ・イギリス・アメリカ合衆国に関しては2004年のデータから1~3%しか女性のシニアエグゼクティブへの登用はかわっていませんでした。
一方でフランス・アイルランド・スペイン・ノルウェー・スウェーデンの国々は10%近くポイント伸ばしているのです。 最近急激にポイント伸ばしているのは、インド・ポーランド・ロシア・シンガポール・イタリアです。
反対にニュージーランドは急激にポイントを落としています。以上の国々を平均してみても、全体としてはほとんど変化を見ることができていない状況です。
データを見てみるとロシアをはじめかつて共産主義であった国々の傾向として、女性のシニアエグゼクティブへの登用が高いことが分かりました。これは過去の育児保障などの恩恵を受けているのかもしれません。
このデータではどの産業別にも女性の登用についてのデータを出しています。結果旅行産業において、最も高い結果を出していることがわかりました。
そして彼女たちの多くはCEOなどの位につくのではなく、HRやファイナンスのCsuiteに登用される傾向にあります。そしてまだまだ世界では多くの企業がシニアエグゼクティブに登用されていない現実がデータから把握することができました。
ありがとうございました。
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