774、「私のドアはいつでも開いているよ」という言葉の問題

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

私はオープンだから何でも話してきてください、と言われただけで本当に話に行く人はほとんどいないのではないでしょうか?リーダーは社員の話を聞きビジネスチャンスやリスクヘッジを判断しなければいけません。

そんなとき受動的なオープンでは効果を成しません。能動的ンオープンにしていかなければならないのではないでしょうか?

それではみていきましょう!!

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【「私のドアはいつでも開いているよ」という言葉の問題】

 

あなたが影響力のあるポジションにいるのなら、「私のドアはいつでも開いているよ」という言葉は効果的かもしれません。この言葉は他の人に対して紳士的にとらえられたり、親しみやすい人としてとらえられるでしょう。

 

これはおそらく本当です…しかしそうでない場合もあるかもしれません…

 

リーダーはアイデアなどを広く波及させる影響力を持っています。我々の2年間、60以上のシニアエグゼクティブに対する調査から、先ほどの言葉にはリスクがはらんでいることがわかりました。なぜなら彼らは強力なポジションにいますが、そのポジションにいるとその影響力を当たり前のこととして、効果を忘れてしまうからです。

 

「私のドアはいつでも開いているよ」と言う言葉には、一つ目に相手に歩み寄るのではなく、自分のテリトリーに入ってこいとの意味を持ち、2つ目にそのドアはラグジュアリーなドアかもしれません。そしていつでも閉めたり開いたりできるのです。

これは小さな問題に思えますが、意外と重要になってきます。組織のシステムは社員が頑張れるようにするいくつかのエレメントを含ませています。

もしかすると一番恐ろしいことは、チャレンジを推奨しますといいながらも、そのチャレンジした人を罰するといったことは明らかな問題かもしれません。「私は周りにイエスマンがほしいわけではない。仕事に対して正直にいてほしいのです」と言っていてもです。

 

これは多くのCEOも納得することだと思います。その人らしさを十分に発揮してほしいと、言葉ではいながらも、自分の中でやってはいけないリストが入っているということです。そして人はそのセンサーに敏感なので、沈黙を選ぶようになります。その沈黙は組織やリーダーにとって大きな痛手になるにもかかわらずです。

私たちは沈黙の危険性を認識しています。もし社員が仕事に対して大きく良いほうに変えることができそうなアイデアを持っていれば、リーダーは知らなければいけません。しかし沈黙になってしまっている状況を作り出しては、問題やターゲットに気づくことができないかもしれません。結果VWやWells Fargoのような不祥事から大きな代償を払わなければいけなくなるのです。

 

多くのリーダーはもっとアクセサブル、もっと会話をしなければいけません。ある企業では金曜のランチ会などでピザを食べながらリーダーが社員と多く話をする機会を設けているところもあります。ではもっとリーダーが状況を把握するために必要なこととは何でしょうか?5つの質問をしてみるといいかもしれません。

 

<まず他人の意見に本気で興味を持って聞けていますか?>
人の意見に真摯に向き合っていますか?バイアスをかけずに聞けていますか?自分のエゴが相手の意見を退けている可能性があります。

 

<次に他の人に話を打ち明けることがどれほどリスキーであることを考えていますか?>
リーダーに打ち明けることにどれほど社員はリスクテイクをしているか理解していますか?理解していなければ11意見があるうちの10聞き出せても、残りの1が問題になることを忘れてはいけません。

 

<そしてスポーツのように、誠実であることに気をつけていますか?>
誠実であることを忘れてはいませんか?影響力を持っても、誠実でいることの重要さは変わりません。ゲームをしているかのように誠実さをふるまわなければいけません。

 

<最後に自分に貼られているラベル、そして自分が相手に張っているラベルに気づいていますか? >
自分がどのラベルを張られているか理解していますか?CEOとしてなのか?ほかのラベルなのか?そこをしっかりと理解しておかなければいけません。

ありがとうございました。

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