801、私たちが考えている企業文化は全て間違っていた!?

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

多様性と言う言葉を会社のミッションに掲げているところをよく目にします。(私が働いていた会社もそうでした)特にグローバル企業であればあるほど多様性と言う言葉は大きな意味を持つでしょう。しかしこれは見方を変えると、今はまだ多様性ができていないけど会社としてはこれからも目指していくんだという風にとらえることができませんか?

だって初めから多様性が尊重されていれば多様性と言う言葉なんて出てこないはずですから。我々は企業文化と言うものを間違って解釈しているのかもしれません。

それではみていきましょう!!

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【私たちが考えている企業文化は全て間違っていた!?】

 

企業文化に対する共通の認識として、社員が組織のゴールに向かって生産的に統一されている様であると考えられています。このアプローチでは、企業文化は統一と凝集をプロジェクトされた価値のあるものであると理解されています。

 

しかしこれは文化とは何か?として考えられたものではなく、組織とは?の時に考えられる方法です。なぜなら文化は統一体ではなく、ディビジョン(分割されたモノ)についてだからです。

価値は組織やその中のメンバー共通のモノとして表されていますが、文化は共通のモノとして表されているわけではないのです。

例えば自由を信仰している政治家の例を見ていきましょう。投票者は真の意味では賛成していなくても、その人に同意するかもしれません。自由という信仰を掲げることで投票者たちが求める自由に解釈をしてその人に投票しているのかもしれません。

 

私が感じた例を紹介すると、責任という言葉を上げることができます。私が通っていた大学では責任と言う言葉を尊重していました。学校側が求める責任とは変化に対する自分の行動と言った意味で掲げていたのですが、当初の私の解釈では義務などの意味に解釈していたのです。

多くの人が前者に賛同していたといても、一方で多くの人が後者の理解、もしくはほかの理解をしていることが多々ありえます。その異なった解釈の中で、組織が統一になることはありえません。

 

更に複雑なことを言うと、共通の価値と言うものは、企業が目指すゴールを維持するものと考えているのではないでしょうか?私はそれには完全に反対します。例えばある会社が多様性という言葉を掲げられているとします。私はこれを単に理解のあり、グローバルな会社であるととらえてはいけないと考えています。

反対に今自分の会社には多様性に寛容ではないから多様性と言う言葉を掲げているのではないかと見受けることもできるからです。組織の目指すゴール=価値ではないということで、そんなにシンプルなものではないと考えることができます。

 

これは非常に重要なポイントを押さえていると思います。組織が文化を作ろうとするとき、そこには大きなパワーが生まれます。人の意識をそっちに向けることで組織のベクトルを左右することができるからです。価値を目指すところに文化が見えてくるのではないでしょうか?

 

したがって文化が価値を表しているのではないとわかっていただけたかと思います。価値から形成された文化が組織の中の人を引っ張っていくという考え方ではなく、人が価値を生み出そうと意識や行動を変えることによって文化が生まれてくるという解釈です。

そう考えると複雑な解釈ではありますが、やはり人の意識が組織の文化を醸造していくためにも大切であるということが理解できるでしょう。

ありがとうございました。

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