806、批判的なフィードバックを行うときは、自分の非言語の行動に集中する

 

こんにちは。くらもとたいし です。

 

私たちは自分が認識している以上に非言語(ノンバーバル)のコミュニケーションを行っています。それを最大限に活用しているのがメンタリストのDiaGoさんではないでしょうか?彼は相手のしぐさや筋肉の動き、表情や声のトーンなどから相手が何を考えているのかを読み解きます。

我々の生活の中にもこれほどレベルは高くありませんが、ノンバーバルのコミュニケーションに左右されています。それをコントロールすることができれば、より相手に説得的なコミュニケーションをできるようになるのではないでしょうか?

それではみていきましょう!!

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【批判的なフィードバックを行うときは、自分の非言語の行動に集中する】

 

フィードバックを与えることはマネージャーが直面する最も難しいチャレンジの一つではないでしょうか?正直なフィードバックを行わなければならない一方で、社員を阻害するようなことはしたくないはずです。あなたは絶妙なバランスを見極めなければいけないのです。

 

ポジティブな職場では、社員のエンゲージメント力と生産性が不可欠です。仕事で共感をもつことは、心理的な安全性を与え学びやパフォーマンスの結果にも影響を与えるのです。そしてより重要なこととして、職場で安全性を感じることはイノベーションを生みやすい環境であることもわかっています。

 

このようにポジティブで開放性が高く、サポート性があるフィードバックは信頼を得ることができます。部下はこういったマネージャーの行動に対して敏感に反応します。私たちの脳は上司がポジティブな行為かどうかを、脳内で判断することができるのです。

実際に信頼できる上司には部下はパフォーマンスが高くなるといった調査結果も出ています。また同時にヘルスケアの観点からも良いフィードバックを受け関係性が向上していると、身体の不調やそれに対するコストが削減されているともわかっています。

 

もちろんこのようなポジティブな職場環境が重要であるとわかっていながらも、批判的なフィードバックは必要不可欠です。要は伝え方です。批判的なフィードバックをする際のジェスチャーが相手に与える印象を大きく変えてしまうのです。

私たちは意識しているいないにかかわらず、相手の顔の表情から多くを認識しています。上司から部下へフィードバックを行う際、上から下への伝え方になってしまうため、上司は非言語のアプローチを大切にしなければいけません。

 

<顔の表情>
私たちは相手の表情によって表情が変化します。相手が笑顔を浮かべていると、自分も笑顔の筋肉が動くのです。つまり自分が笑顔でいるときは相手にも笑顔が伝染します。そのことを心掛けて部下には接するように心がけましょう。

 

<アイコンタクト>
研究でも知られている通り、目はその人の魂を表します。相手が何を今どんな感情を見つめているのかを想像することができるのです。つまりアイコンタクトはお互いの感情を把握し合う上で非常に重要と言えることができるでしょう。

 

<声>
幼児は声で人を判断します。それほど人は声に特徴を持っています。電話越しにもその人のテンションが把握できるように、半トーン上げて話すことで印象を明るくできるでしょう。

 

<姿勢>
姿勢も大事です。足を組んでいるかいないか。手を組んでいるかいないか。それだけで大きく印象は変わります。上司が部下にフィードバックを与える際、足を組みなおかつ手を組んでいれば、それは相手を受け入れませんよという合図に取られてしまいます。

 

<息>
私たちは呼吸によっても相手の状況をはかることができます。例えば呼吸が浅く早ければ、相手はネガティブな感情を抱いています。例えば不安や怒り、恐れなどです。反対に深くゆっくりな呼吸であればポジティブな感情、つまり安心や落ち着き等を表しています。ネガティブなフィードバックを与える際は前者に偏ってしまうケースが大きく、その気は事前に深呼吸をし気持ちを落ち着かせることから始めましょう。

 

<アテンション>
奇異なるものは非通知にしておきましょう。私たちの身の回りではデバイスからの通知機能などにより、気を散らすものが多く存在しています。フィードバックの際、そのような気を散らすものに意識を持っていかれると相手にもその動作は気になるものになるのです。相手と集中する際はそのようなデバイスは電源をOFFにするか、通知機能をOFFにしてくべきでしょう。

ありがとうございました。

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