853、あなたのチームのブレインストーミングは全くの間違いである
こんにちは、くらもとたいしです。
チームで仕事をすれば仕事をした気になる人が出てきます。つまり自分の頭では考えずに、相手の意見に流されて仕事をこなしていくかたちです。これではチームのコラボレーションは期待できません。
チームで働くのであれば、それ以上に個々がしっかりと思考を鍛えていかなければいけません。
それではみていきましょう!!
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【あなたのチームのブレインストーミングは全くの間違いである】
アイデアを募って問題を解く仕事がきたとき、ブレインストーミングの提案は至極当然に行われているのではないでしょうか?しかしこれは本当にワークしているのでしょうか?
今ではアイデアの幅を広げるためにブレインストーミングは広く知られるようになっていますが、この方法は1950年代にAlex Osbornによって提唱されました。彼のアイデアは、私たちのアイデアは一人で考えると偏りがちになるから、様々なアイデアを入れることで新たなインサイトを獲得することが目的にしています。
しかし実はブレインストーミングを行った時より、個人でアイデアを考えた方が多くのアイデアを導きだせることが調査の結果わかってきたのです。
これにはいくつかの学術的な理由があります。まず私たちはチームで働くとき、平折のアイデアに記憶が引っ張られる傾向にあります。つまりに通った思考になってきてしまうのです。反対に個人で考えたアイデアを持ち寄ったほうが、みな思考プランが異なるため、様々なアイデアが準備されます。
しかしもちろんブレインストーミングが有効に働く状況はあります。それはどんな状況で、どのように作り出していけばよいかを見ていきましょう。
<まずは個人ワークから始める>
まずは大きな枠を考えて、そしてあとから詳細を決めていくパターンがクリエイティブには有効です。多くの考え方がありますが、6-3-5は比較的有名ではないでしょうか?6人がテーブルを囲って座り、個々3つのアイデアを書き出します。そのアイデアを横の人に回していきアイデアをブラッシュアップさせます。それを5回繰り返します。
すると一人のアイデアが多くの人の評価によって磨かれるのです。このような方法は多く見られますが、つまり個々で考える時間が必要であることを述べているのです。人の意見に流される前に自分のアイデアを考えることが大切になってきます。
<時間はたっぷり確保する>
チームの中に必ずと言ってよいほど存在するのが、結論を早く求めたがる人がいるということです。問題が早く解決することは良いことではありますが、その問題の解決策になっていなくては意味がありません。
皆がしっかり考え、リバイスする時間が必要です。なぜ6-3-5がうまくいくかは、個々にしっかりと時間が与えられ、考える時間が準備されているからです。
<みんなの考えを描く>
ブレインストーミングを行っていて困ることは、話しているうちに問題が解決していくのではないかと勘違いしてしまうことです。そんな時お勧めされるのが、書くのではなく描く事です。大きな絵を描きながら問題の全体を把握しやすくするということです。
私たちは脳内で図式化することがあまり得意ではありません。しかし物事を把握するときに俯瞰的に図式化することは非常に重要なのです。またチームで働くとき図式化されている方が理解度が早くなります。
ブレインストーミングにじっくり準備を行う必要はありませんが、ある程度6-3-5のような考える時間を設けるようにしましょう。個々で考え意見を交わした方が効果的であることは理解いただけたのではないでしょうか?
ありがとうございました。
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