８５８、同じ長時間働いていても、それが生産的な人とワーカホリックになってしまう人の違いはどこにあるのか？
こんにちは、くらもとたいしです。
長時間労働は悪。私は仕事を楽しんでるから大丈夫、という人もいますがこれは不正解です。今は良くてもそのツケはあなたが年をとったときに一気にふりかかってきます。働き方改革は会社があなたの働き方を決めるのではなく、個人個人が自身の働き方を見直す必要があるのです。
それでは見ていきましょう！！
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【同じ長時間働いていても、それが生産的な人とワーカホリックになってしまう人の違いはどこにあるのか？】
ハンはホームケアメーカーでファイナンスの部門で働いています。彼女は通常9時から5時までオフィスで働いています。そして家に帰った後子供を寝かしつけてから、さらに約4時間働いています。彼女のPCは夜中まで閉じられることもなく、休日も働いていることがしばしばです。
週に60-65時間働いていることになりますが、彼女は仕事とプライベートのスイッチを完全に切り替えることができるので、あまりストレスを感じておらず、翌朝には常に新鮮な気分で仕事に向かえるといいます。
一方マイケルは保険会社で戦略をかんがえる部署にいます。彼は8時から遅くても6時までのワークスタイルで金曜は3時に帰ることはしばしばです。実質の仕事時間は週に45時間ほどでしょうか。
しかし彼はうまく仕事のスイッチを切り替えることができず、常にメールが気になったりしています。彼は先月の健康診断でLDLコレステロールが高いと診断されました。
私達は長時間働くことが肉体的・精神的な健康に悪いと考えていました。しかしほんとうにそれは正しいのでしょうか？ハンとマイケルをみていると長時間労働はあまり関係ないのではとも思えてきます。私達は長時間労働の行動とメンタルについての研究を行ってきました。
主にワーカホリックと呼ばれる、働きすぎている人たちに対してのメンタル調査です。
まずワーカホリックとはなんなのでしょうか？一般的に長時間労働で、次から次へと仕事が積み重なり、達成感なくまた次の仕事に取り掛からなければいけない状態のことで、生活の全てを仕事に捧げている人のことをさします。
しかし実はワーカホリックにもふたつの種類があります。一つは心から仕事をしたいと思っていて、常に仕事のことを考えながら、仕事をしていないことに罪悪感を感じるタイプ。もう一つは常に仕事のことを考えてるのは同じですが、そのマインドは心配や不安といったネガティブなものです。このタイプは実労働時間が短いにも関わらず、常に仕事への強迫観念にかられているタイプです。
したがってワーカホリックで一括にできないことがわかりますし、どの観点で調査をしていくのかを考えなければいけません。結果私達の調査では労働時間はあまりメンタル面での健康に悪いわけではないという結論に至りました。
むしろ注意すべき点は仕事への取り組み方で、例の二人で考えれば圧倒的にマイケルのほうがメンタル面での健康面に問題がありました。また加えて肉体的にも健康に問題が見られるように傾向にありました。
それはメタボリックシンドロームの割合が高いということです。では長時間働いているハンがむしろ健康的で、それほど長時間ではないマイケルの方が精神的にも肉体的にも不健康なのはなにが原因なのでしょうか？それはいかに仕事に対して脅迫的でネガティブな印象をいだいているかということです。
しかしこれは短期的な調査です。実は長時間労働はどちらにも影響を及ぼすことがわかっています。リンダは弁護士として働いており、ハンと似たようなワークスタイルで働いていました。彼女も働いていない時間に罪悪感を感じ常に働いているといった状態でした。
ただ5年後、体に支障が出てきました。彼女は慢性的な頭痛と腰痛もちになってしまったのです。病院からも原因は長時間労働による無意識の強迫観念であるとされています。このように自分から進んで仕事をしている人でも長時間労働は長い目で見ると多いに悪い影響があるのです。
私達としてはまず仕事をする上で、仕事にやりがいを感じていないよであれば、それは仕事のやり方を変えてみたり、仕事を変えてみることで中のモチベーションを高めることを意識していくことで、健康を考えてほしいと思っています。また一方で仕事に満足していて、仕事に没頭している人でもあまり長時間労働にならないように心がけなければいけないことを警鐘を鳴らさなければいけません。
なぜなら長時間労働は楽しんで働いているのであれば健康に影響が少ないからです。しかし時間が経つにつれて後戻りできない状態になるのです。若い頃は無理をしてでも働けと言われますが、それは若いうちは体に影響が出づらいだけで、確実に体に悪影響を及ぼしているのを知らなければいけません。
ありがとうございました。
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