873、メールのCCの付け方で、上司や取引先からの信頼関係に大きな影響がでることをご存知でしたか?

 

こんにちは、くらもとたいしです。

 

メールを送るとき宛先にしっかりと注意を払っていますか?そのメールの宛先は?CCを付けるのか?BCCを利用するのか?など実は相手にメールを送るとき、宛先には最新の注意を払わなくてはいけません。

なぜなら宛先一つで相手の信頼関係を変えてしまう効果があるのですから。

それではみていきましょう!!

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【メールのCCの付け方で、上司や取引先からの信頼関係に大きな影響がでることをご存知でしたか?】

 

Aliはデスクに座ってメールのチェックをおこなっていました。同僚であるTamikaは彼にシェアされていたクライアントについての質問を送っていました。そしてAliにはまだ完全な回答ができていない状況でした。

そこでAliは彼らのリーダーにCCをつけて返信を行いました。彼の考えの中では一緒にやっている仕事でうまくいっているのだからなんの問題もないでしょ?と思っていました。しかし5分後彼女はAliのデスクにやってきて、「なんでリーダーにCCをつけたの?私じゃその仕事を請け負えないと思ったの!?」と言ってきたのです。

 

CCをむやみにつけることで生じるコストがあります。それは信頼を失うというコストです。皮肉なことにAliのように悪気が無くても起こりうるのです。

私はこれまで協力者とともに6つのシリーズの中からCCが組織に与える影響について調査を行ってきました。まだあまりアカデミックにはこの影響は考えられていませんが、一つの結論としてメールに監督者の名前が増えることで(直接目的がある場合を除く)、同僚は信頼感を失っていくと感じていくことが分かっています。

私の研究では594人の対象者にあるシナリオを読んでもらいそのシナリオに対して管理者にCCを付けるかを、たいてい・時々・つけないといった評価で見てもらいました。やはりその調査でもCCをたいていつけるといった行為に信頼感が失われていくことが分かりしました。

 

そしてこの影響は単に個人の信頼感に影響を及ぼすのではないこともわかりました。実はこの影響力は組織文化自体の信頼感の喪失、つまり組織に対して不安感を持ってしまうということです。

またAliのように悪気無く監督者にCCを付ける人は実は少数派であるかもしれないことも知られています。彼らの多くは意図的に監督者をCCに就けることによって信頼感を失わせているかもしれないのです。

CCをつけておくことで自分の良い方向に物事を向かわせるようにしているということです。例えば監督者がCCについていることで自分の悪い都合を隠すことができるといった具合にです。

 

これらが示していることは何なのでしょうか?答えは私たちは聖なる場所で仕事をしているのではないということです。いかに効果的に協力的に昇進をもくろんでいる人の中で仕事をしているのです。彼らの中にはうまく監督者やリーダーを利用して自分の株をあげていくように動いている人がいるのです。

そんな中でマネージャーや監督者が行わなければいけないことは、結果や時間のマネジメントを行うだけではなく、彼ら働く環境へのマネジメントも行わなければいけません。彼らは意図的に信頼をなくすように働きかける人がいることを知った前提で、メールのコミュニケーションに対する指導を行っていかなければいけません。

ありがとうございました。

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