891、Amazonの勢いを殺す競合は現れるのか?その答えはNetflixが持っている!?
こんにちは、くらもとたいしです。
Amazonが我々の生活を支配してこようとしています。これは我々にとっては非常に便利になるし、歓迎すべきでしょう。ただ彼らの競合他社はこのWhole Foodsを買収した動きは非常に脅威となっていることでしょう。
この巨大企業Amazonに対抗すべはあるのでしょうか?答えは実はあの有名な企業、Netflixが知っているとのことです。
それではみていきましょう!!
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【Amazonの勢いを殺す競合は現れるのか?その答えはNetflixが持っている!?】
以前Amazonの待望であるWhole Foodsを$137億で買収したことがニュースになりました。このような状況になって競合他社が思うところとしては、この巨大リテール事業にどう立ち向かっていけばいいのだろう?ではないでしょうか?
Amazonは単にオンラインのビジネスを成功させたいのではなかったのです。どこにいても何をしていても購入できるのがオンラインビジネスの強みであり、Amazonはそれを独占していましたが、彼らの本当の狙いはすべての物流(自分から商店に出向くことを含めた)を支配することだったのです。
Neil IrwinがNYTで述べているように、Amazonは今の経済環境にかなりフィットしています。今の経済の仕組みでは勝者がそのスケールメリットを利用し、ビジネスを支配する力を有することができる世界なのでです。
しかし本当にこのようなビジネス戦略が、今の我々の需要やウォントを満たしているのでしょうか?NetflixのReed Hastingsはそうは思っていません。
Netflixは親会社があったわけでもなく一代で$650億を売上げ、10億のコンテンツを有するまでになった会社です。彼はBezos(Amazonの創始者)のやり方である、世界を支配する戦略とは違う戦略をとっているのです。以下彼のコメントを記載しています。
「私たちはすべてのニーズにこたえようとは思っていない。Amazonは反対にすべてのニーズに対して答えようとする戦略をとっているだろうが、我々はそうではない。かれらがWalmartのようなビジネスモデルであるならば、我々はStarbuksだ。一つのことに集中し、それに最大の価値をつけていくのだ。」
Michael Porterはこれに賛同しています。彼の1996年の著『What is Strategy?』では戦略で必要なことは、何をしないかを選択することであると示しています。
彼曰く企業が成長していくためにはトレードオフが必要であり、一つの企業が全てのニーズを満たすことは困難であると考えています。彼はひとつの企業が多くのことに手を伸ばしすぎると、どこかで必ず顧客が不満に思ってしまうことが出てくるといっているのです。
Porterがいうようにこの戦略はAmazonにとって足かせとなっていくのでしょうか?おそらくそれはわかりません。テクノロジーの進歩により、これまでの理論が弱まっていることは確かです。しかしAmazonに対抗していくのであれば、このNetflixが接戦し、Porterが掲げている戦略を選ぶのが賢明かもしれません。
Amazonのような超巨大企業にスケールで戦っても勝てるわけがありません。小さな競合が戦っていくためにはあえて何かに特化した戦略をとるほうがAmazonに対抗できる方法なのかもしれません。
ありがとうございました。
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