68、正式な学位が必要ですか?それともMOOCsが変わりをはたしますか?

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

MOOCs(Massive open online Courses)というサービスがアメリカの超有名大学から始まり、今では日本オリジナルのサービスとしても普及してきています。これは各世界の著名な教授や実業家などがオンラインを通して無料(最近は有料サービスも出現)で授業を受けることができ、決められた回数を受講しテストをパスできればディプロマが発行されるというシステムです。つまり世界中どこにいても世界最高峰の知に触れることができるというサービスなのです。このような世界が広まっていけば(もちろん課題や障害は多々ありますが)、現実の教育はどのように変わっていくのでしょうか?

それでは見ていきましょう。

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【正式な学位が必要ですか?それともMOOCsが変わりをはたしますか?】

 

現代の経済の移り変わりを考えると、私たちは学び続ける必要があることは明白です。しかしどのようにして学んでいけばよいかということは、非常に複雑な問題です。

例えばMBAや博士号を取ることは本当に価値のあることなのでしょうか?ある人からするとそんなに時間をかけるよりもオンライン上、例えばMOOCsから自分で学習をデザインした方が効果的であると考える人もいます。

 

私はビジネススクールで教鞭をとっている一方で、オンライン上での教育にも力を入れています。この観点から見て、どちらがあなたがたプロフェッショナルに向いているのかを多くの学生のデータから調査してきました。結論として今後の教育の動きとともに、3つの自問自答しなければいけない問いを見ていきましょう。

 

<会社の採用基準が何かを考える>
今現時点で、どちらが会社にアプライするときに優位かと考えると、やはりMBAや博士号など、裏付けのある称号が優位に働きます。やはり企業は応募者の何で判断するのかを考えてみても、まずはじめに相手がどのようなバックグラウンドで育ってきたかを重視するのは当然です。

しかし徐々にそしてもちろん後をおいかけているという程度ではありますが、LinkedInのプロフィールを見たときに、何の称号を持っているのではなく、何をプロフェッショナルとしているのかを重視してきていることもわかっています。つまり現実でもオンライン上でも何を学んだかが重視され始めているのです。

 

<何の専門分野のスキルを身につけたいかを考える>
例えばMBAはビジネスリーダーに必要なスキルを提供するコースです。なので内容としては、ファイナンスやマーケティング、組織論など様々な範囲を包括してくれています。ここで考えなければいけないことは、ここにギャップはないかということです。

例えば自分が将来ファイナンスの分野で活躍したいと考えた時に、MBAは必要かということです。もし必要でないのであれば、他の専門分野を学んでいる時間を、実働に当てた方が生産的かもしれません。もちろん知識を絞り込みすぎてもいけないことは事実で、包括的に学ぶことのできるMBAをもちろん否定することはできません。自分にとって何が必要なのかを明確にしておかなければいけません。

 

<何がベストなのかを考える>
教育に誰もがベストと当てはまる方法はありません。自分でモチベーションを保つことができて、ある特定の専門性を学びたいのであれば、MOOCsがあなたの学習法には向いているでしょう。

一方で仲間と切磋琢磨して、包括的に学んでいく、もしくは専門的に学んでいくのであれば、MBAや博士号を取得するのがいいでしょう。これは個人の問題で、何が自分に最もフィットしているのかを考えなければいけません。

押さえておかなければいけないことはこれらどの方法も間違いではなく、最良の選択肢であるとうことです。したがって最後は自分が進もうとしている分野の未来と、自分にあった勉強法をしっかりと自分が理解した上で、判断していかなければいけません。

ありがとうございました。

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