75、キラークエチョンで候補者を判断する

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

確信をついた質問ができるかどうか。面接を担当されたことがある人なら理解いただけると思いますが、候補者はある程度の回答を周到に準備しています。なので標準な質問は候補者の人となりを判断するには十分ではありません。採用担当者は確信を付く質問ができるか、そして候補者は回答できるかで、お互いそのインタビューが有益なものとなると判断できることと思います。

それでは見ていきましょう!!

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【キラークエスチョンで候補者を判断する】

 

「あなたの5年後の姿は?」「リーダーシップを発揮した瞬間は?」「あなたの最大の弱点は?」

このような質問は、採用試験において標準な質問であり、またみんな標準的な答えを用意しています。(持ってない人は単なる準備不足ですが)そこで真のリーダーシップを図る上で、9人のエグゼクティブに一つのキラークエスチョンを教えて貰いました。これらは形は違えど、ほとんどマインドセットを問うような質問になっているのです。

 

「尊敬されたいですか?それとも威厳を持ちたいですか?」
:これはリーダーシップを問う質問です。もちろん明確な答えはありませんが、ビジネスの中では「尊敬」の方がベターとされています。とはいえここで大切なのはなぜそのように考えるのかを問われているのです。

「今日ここにいる目的はなんですか?」
:これはオープンクエスチョンの一種ではありますが、候補者が会社にどのようなベネフィットをもたらしてくれるのかを判断できる良い質問です。自分が働く目的を問うことができるからです。

「人生の中であなたの夢はなんですか?」
:ここで希望のない答えは必要ありません。採用担当者は自由な夢を描いている人に、可能性と情熱を感じることができるものなのです。

 

「あなたは周りからどのような人と思われていますか?」
:この質問は候補者ではなく、候補者の周りの人にインタビューし、その人を客観的な目線から判断することができます。反対に主観的にしか自分を判断できない人物と判断されると、判断力や考察力が乏しいと思われるかもしれません。

 

「モノポリーで好きな職業はなんですか?」
:この質問は候補者のリスクと報酬の考え方がはっきりする質問です。モノポリーとはご存知の通り、主にビジネスにおける人生ゲームのようなもので、自分が何に重きを置いているのかを潜在的に評価できるのです。

 

「失敗したときのことを教えてください」
:リーダーに障害はつきものです。特に上に上がれば上がるほど、邪魔をしてくる人は多くなります。その中で邪魔者をいかに対処し活かすことができたかを問う良い質問です。つまり失敗しただけのことを聞きたいわけではなく、なぜ失敗して、それを分析して乗り越えていったかを問うことができるのです。

 

「幼いときのことを教えてくださいあなたは何に、もしくはどんな人になりたかったですか?」
:幼い時の記憶を辿ることで、その人のマインドセットが何から来ているのかを判断することができます。基本的に人の人格は過去から形成されていきます。つまり過去のバックグラウンドの積み重ねが今のその人を形成しているのです。その理由から幼少期の体験は非常に重要なものとなってくるのです。

 

「ワインリストテスト」
:45分間嘘を突き通すことができる人は少ないことがわかっています。例えばその人にワインリストを渡し、ワイン通の人に最も高いワインを注文してもらえるよう実験することで、その人にいかにユーモアがあるかを試すことができます。

 

「歩きながら面談をする」
:面と向かっては、お互い効果的な面接を行うことはできないかもしれません。散歩しながら話をすることでその人の人柄を判断することがやりやすくなるかもしれません。有名話でスティーブジョブズがジョブインタビューを行うときは歩きながら行っていると言われています。

ありがとうございました。

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