106、本音で生きる

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

『本音で生きる』著:堀江貴文(通称ホリエモン)を読まれた事はありますか?この本は本音を言いたいけど言ってしまうと会社で居場所がなくなってしまうという理由で何もせず黙っている人に警鐘を鳴らしています。よく堀江さんの発言は炎上しておりますが、それは本音を話しすぎているからです。

そしてそれが正しい場合が多いから。皆さんも本音を発言していかなければ、存在価値を問われる時代になっています。しかし本音は時に人を傷つけます。傷つけずに本音を語るには相手に対し愛情を持って発言することが求められますのです。

それでは見ていきましょう!!

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【本音で生きる】

 

世界的にも有名な企業のCEOと面談していた時のお話です。彼は私に会社のフィードバックを求めてきました。その会社は非常に優れており、かつ賞賛されている会社であったので、私もポジティブなフィードバックをたくさんすることができました。

そして最後にもしその企業に改善点があるとするならば、社内でより率直なフィードバックを行うと、文化形成において良いとお伝えしました。多くの場合、率直なフィードバックを実践することは困難な事ではありますが、特にこの会社では人間関係などリレーションシップが良好であっただけに、実際に実践することはより難しく感じられたのです。

 

売り上げも順調かつ社内の人間関係においても優れている企業にとって、直面する課題として以下が挙げられます。またそれを乗り越えるための方法も以下でご紹介していきます。

 

<誰も同僚を傷つけたくないと思っている>
強いフィードバックは受け手を傷つけると感じてしまい、実際精神的に傷つくとわかっていれば、できれば誰も傷つけたくはないと思います。

 

<新しい試みで相手を傷つけたくない>
新しいスキルを初めから完璧に使える人はいません。率直なフィードバックを実施することで、関係性に傷が生じると懸念されています。

 

<模範がいない>
上に行けば行くほど、指導に対するロールモデルは少なくなり、どのように指導していけばよいかわからなくなります。つまり模範がない手探りの状態で進めなくてはいけないリスクがあるのです。

 

<文化にあえてメスをいれたくない>
良しとされているものにメスを切り込むことは容易ではありません。変わらないことに抵抗する方が、行動を変えるより簡単だからです。

 

このようなバリアが存在する中で率直なフィードバックを実施することは難しいことではありますが、実施することは可能です。ここに今まで私が何百人ものエグゼクティブをコーチングしてきた経験をもとに、7つのステップをご紹介します。

 

1、自分が実践してみる:自分の行動を変えられるのは自分しかいません。まず何か組織を変えたければ自分から変わるしかないのです。そしてそれを自分の周りの人間にも伝えなければいけません。なぜならば急に変わると周囲が理解できず、そこに溝が生まれるからです。

 

2、フィードバックを求め、行動に移し替えていく:全体のフィードバックと細かなフィードバックをリクエストしましょう。そして自分で考えていたものに対して意見を当てはめていくのです。この時自分の見解と違う意見をより重視し、吸収することが重要です。

 

3、相手のことを思いやってフィードバックを行う:率直なフィードバックを求めるからといって、なんでも・いつでも・どんな風にでも言って良いわけではありません。一度自分の胸で整理した上で愛情を持って行いましょう。思ったことを口にすることが率直なフィードバックではありません。

 

4、失敗から学ぶ:新しいスキルを身につけるまで失敗はつきものです。そこで重要なことはミスをして落ち込むのではなく、ミスした原因を突き止め、成長のステップとして考えることです。

 

5、間違ったものを間違ったままにしない:繰り返しますが誰でも、もちろんリーダーもミスをします。自分が相手を傷つけてしまったと感じた時は正直に謝罪し、かつ自分の伝えたかったことを伝える努力をしましょう。

 

6、フィードバックが有効でない時を知る:率直なフィードバックが有効でない時があります。それは感情を制御できない時です。例えばHALT: Hungry(空腹)・Angry(怒り)・ Lonely(孤独)・ Tired(疲労)の時は注意しましょう。

 

7、成功するまで継続する:できないからといって辞めてはいけません。やめてしまうとそのスキルは習得できず終わってしまい、そこに費やした時間が無駄になってしまいます。必ず続けなければいけないのです。

 

以上多くのステップが存在しますが、やはりそう簡単には文化を変えることはできないのです。しかしリーダーは変えなければいけない重要性を知っていて、変えないで不自由を被る社員をそのままにしてはいけないのです。

ありがとうございました。

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