モチベーションとは何か

 

「モチベーションを高く持ちましょう。」

 

ここ数年でモチベーションに関連する著書が多数販売されています。なぜ今モチベーションという概念が注目されているのでしょうか?その答えの一つとして、私たち人間の能力や特性が再評価されているからではないでしょうか?

 

これまでの近現代を振り返ってみると、システム化を進めることに企業は従事していました。いかに効率的に、いかに低コストでモノやサービスを提供できるかがビジネスのポイントでした。

この考え方は近現代のマーケットには正解でした。このシステム化の波にうまく乗ったのが日本の製造業です。私たちの国民性も追い風となり、労働力がシステマチックに機能することがビジネスを促進させる要因となっていたのです。

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しかしこの1を10にするビジネスモデルが近年頭打ちになってしまっています。なぜならばすでにマーケットが飽和状態になってしまっているからです。またテクノロジーの台頭も重なって、今までのビジネスモデルの代わりに0から1を生み出すビジネスモデルが注目されるようになったのです。

 

ここで皆さんはこの話とモチベーションにどのような関係があるのかと疑問を持たれるかもしれません。しかしここには大きな関係性があるのです。今までの近現代までのビジネスモデルを考えていると、私たち労働者にとってモチベーションはあまり大きな役割を果たさなかったのです。

なぜなら効率化を進めるにあたって私たちはモチベーションが求められるわけではなく、ルーティンワークによる安定した労働の質が求められていたからです。

 

しかし時代はテクノロジーの進歩とともに大きく変化しました。先ほども申し上げましたが、0から1を生み出すビジネスモデルに価値の比重が変わったからです。その分野において大成功を収めている会社を例に考えてみましょう。

ビッグ5とも呼ばれている、Alphabet(Googleの親会社)・Amazon・Apple・Facebook・Microsoft(Alphabet順)などのテックカンパニーはデジタルハード・ソフトウェアにおいて今までに世になかったモノ・サービスを提供し、成功を収めています。消費者のウォントや潜在ニーズを具現化できた会社ともいうことができます。またこれによって私たちの生活にまで大きな影響を与えてきました。

 

ここで一度モチベーションの話に戻します。彼らの原動力はなんなのでしょうか?それは「世界にない新しいモノやサービスをクリエーションする」というモチベーションです。

彼らは地位や名声・富といったモノを優先していたわけではなく、人類が新たな一歩を踏み出す可能性に投資をしたのです。(少なくとも創業者はそのような理念のもと行動しています)これらの企業を皮切りにクリエイティブという言葉が威力を持ち始め、その源泉であるモチベーションに大きな注目が注がれるようになったのです。

 

少し前置きが長くなりましたが、少しここでそもそもモチベーションとは何か?をクリアにしておきたいと思います。モチベーションとは、

モチベーションの定義:人を特定の行動に向かわせ(行動の方向性)、そこに熱意をもたせ、持続させること。

とここでは定義します。

 

これからこのモチベーションという言葉を通じて、皆さんにモチベーションの種類や歴史を始め、それが今までどのように使用され、これからどのように使用されていくのかを考えていきたいと思います。

モチベーションを理解することは、今若手で最前線で働いているという人や、部下へのマネージメントが必要な管理職の人、もちろん会社を率いていくリーダーの人。またアーティストや専門職の人にも普遍的に必要とされる知識になっていきます。

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次回は”モチベーションの種類”をテーマに見ていきたいと思います。この連載はFacebookページ「毎日ビジトピ(@mainichibiztopi)」で更新のお知らせをしていきます。この掲載が「役に立った」「面白かった」という人はぜひ「いいね」や「コメント」、「シェア」をしてみてください。また毎日ビジトピをFacebook上でフォローしていただけると、更新通知が届きますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

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