174、ミケランジェロから学ぶコーチング術

 

こんにちは。くらもとたいしです。

 

ルネッサンス期とどれほど素晴らしい時代だったのでしょうか?

このブログでも幾度に渡って、ルネッサンス期の考えが現在の世界においても優位に機能していることを記しています。今回はコーチングが、実はルネッサンス期に活躍していたミケランンジェロから学ぶことができるのです。

彼は芸術家として私たちに素晴らしい作品を残してくれただけではなく、ビジネスにおいてもどのように考えることが有効かとういことを残してくれています。

下記にルネッサンスに関して記述したブログのリンクを張っていますので、興味のある方は合わせて読んでみてください。

それでは見ていきましょう。

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【ミケランジェロから学ぶコーチング術】

 

理想的なコーチングとは何でしょうか?

答えはルネッサンス期に活躍したミケランジェロの姿勢にありました。彼は芸術的な感性に加えて精密な計算の元に作品を作ってきました。

それと同時に彫刻を作る時、彼が心がけていたことは、その元である石が持っている可能性を最大限に発揮させるべく、自分の力で石から作品に仕上げるのではなく、その石がなりたい姿を表していただけだったのです。

 

これは理想的なコーチングのあり方ではないでしょうか?ある社会心理学者も、もっとも理想的な関係性の表し方は、その人の持っている魅力を最大限に引き出してあげることであると考えています。

これをミケランジェロ現象と呼ばれています。しかしこれは言葉で表すのは簡単ですが、実際実戦となると困難が付きまといます。なぜなら各々異なった理想像を持っていて、それが※コーチィにとっても正しいと思い込んでしまっているからです。

 

それでは理想的なコーチに近づくためにはどのようなことが必要なのでしょうか?それは相手を肯定してあげることです。もちろん一言で肯定と言っても様々な種類の肯定があります。ここでは2種類の肯定がコーチングに対して優位性があることを見ていきます。

 

まず一つ目の肯定は、知覚的な肯定です。前述しましたが、理想的なコーチングは相手を深く理解して、それを肯定してあげることにあります。コーチィが持っている可能性を信頼し、受け入れ、真摯に理解することが求められるのです。

 

二つ目は行動的な肯定です。これは頭では理解していても実際に行動に移すことができている人がどれだけいるでしょうか?基本的に自分と違う意見を持っている人は、反射的にその物事に対して避けてしまう傾向があります。つまり考えていることとは裏腹に、行動で相手を否定してしまっていることがあるのです。

例えば相手と同じ意見を持っている時は相手に対して真正面に向き合うことができるのに、相手が反対意見を持っている時は、足を組んで相手と距離をとるような姿勢をしてしまっていませんか?これはコーチングの立場から見ると相手を受け入れることができていないということになります。

 

ここからはもう少し具体的に見ていきたいと思います。ここでのトピックは性別です。一般的に男性のコーチが女性のコーチィにコーチングするケースが多いのではないでしょうか?(否定的な意味ではなく、今の現状を表しています)

そして一般的に男性と女性の間では、異なった脳の構造を持っています。男性が自分の意見が正しくて、相手の特に自分より低い地位の人の意見は間違っていると考える傾向にあります。つまり自分の意見を相手に受け入れさせようとする力が働いているのです。

しかしこれは理想的なコーチングの姿ではありません。上記の通り、ミケランジェロ現象から考えると、相手のありのままの可能性を受け入れることが大切なのです。つまり男性はこの考え方を常に意識しなくてはいけないのです。

 

もちろん女性がコーチのケースもあります。しかし一般的にではありますが、女性は対話型のコミュニケーションを好む傾向にあります。これは相手の長所を一緒に見つけていくと言った考え方で、相手の可能性を祭壇元に見つけ出すといった視点では、ミケランジョロ現象の考え方に近いものがあるのです。

 

つまりルネッサンス期から信じられている通り、理想的なコーチングは相手の可能性を引き出してあげることであると結論づけることができます。そのために何が大切なのかは、相手を受け入れることで自然と身につくことができるスキルなのかもしれません。

もちろん自分のタスクがある中で全てを受け入れることが簡単でないことは理解しています。しかし関係性が重要である昨今では、このようなコーチング関係を築くことが、自分のサクセスキャリアを築く柱になることを忘れてはいけません。

ありがとうございました。

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